よし坊のあっちこっち

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お天道様はお見通し

2006年10月31日 | いろいろ
「お天道様が見ている」という言葉がある。昔、小さい時、よく親から言われたものだ。「おまえ、人様の物を取ったり、変なことしたらだめだよ、お天道様が見てるからね」。今でもこの言葉はヨシ坊の中に生きており、いわば人生道行きの羅針盤である。

しかし、昨今、こんな言葉は死語と化し、今時のお若い人に話しても、「なーに、それ。バカみたい」と言われるのが落ちであろう。死語と化したということは、逆に、世の中それだけオカシクなったということか。

それかどうか知らないが、最近(と言ってもこの20年近く、いやもっと前からかも知れぬ)の不祥事には、目に余るものが多い。何処もかしこもひん曲がっているとしか言いようが無い。教育現場の歪だろう、高校の未履修問題が忽然と出てきた。氷山の一角があっという間に全国区となった。これは、どう考えても「悪いことはするな」と教える学校及び教師がもう一方で悪い見本を平気で教えている図である。どこかが悪いことを始めたら、皆真似をするのである。そこには、良いか悪いかを考える隙間も無さそうである。いじめに因る自殺に対してのしどろもどろの学校。学校組織も役所みたいなものだから、始末に終えない。無茶苦茶の極みである。

世の中、厚顔無恥もはなはだしい。ケジメの付け方を知らない、潔くない、みんなんで渡れば怖くない。皆で渡れば怖くないと思っているから、一網打尽の網の中に掛かって、塀の向こうに行く御仁も出てくる。

物事はシンプルだ。「お天道様が見ている」。この言葉を頼りにすることだ。しかし、今時、親が知らなきゃ、子は知らんわな。先生も教えられんちゅうことだから、どうすりゃいい、各々方。