よし坊のあっちこっち

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映画三昧ーNick of Timeとジョニー・デップ

2006年10月24日 | 映画
このところ、毎年のオスカーの常連となった感のあるジョニー・デップ。「カリブ海の海賊」で大いに人気を博しているのであるが、彼の映画でのヨシ坊のイチオシは1995年の作品、「Nick of Time」である。
ジョニー・デップがブレイクしたのは割合最近だから、今なら彼の映画と言うだけで直ぐ封切されるであろうし、そうでなくても、今は、ビデオやDVDがあるので、彼の昔の映画も結構見ている人も多いだろう。

筋書きは、何の変哲も無い普通の市民が、突然娘を誘拐され、その命と引き換えに、女性のカリフォルニア州知事を暗殺する役目を負わされる。刻々と刻まれていく時間(正にNick of Timeである)との戦いは、スリルとサスペンスである。

いかにも普通のサラリーマン然としたジョニー・デップの顔が良い。何処にでもいるような、決して強そうでもない人間が必死になる様がいい。脇も、クリストファー・ウォーケン、チャールス・ダットン、ピーター・ストラウスが固めている。映画のテンポも快調で、なかなか見応えがある。

スターが大スターになった後の映画も良いには違いないが、その一寸手前くらいの所でいい台本に出会い、いい演技をすると、弾みがつく。 「Nick of Time」はそんな作品ではなかったのか、と勝手に思っているのだが。