よし坊のあっちこっち

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オバマの再選は無いだろう

2010年10月18日 | アメリカ通信
中間選挙が近付いて来た。アメリカの政治もよく分からないのだが、識者の本やコメントで実態を垣間見る事が出来る。今オバマ政権がどうなっているか。第39代大統領のジミー・カーターの最新本に関しての本人のコメントにそのヒントを見ることが出来る。

カーターは、35年前、ホワイトハウスの切符と手に入れる原動力となった自己の草の根運動と比べ、最近クローズアップされてきたTea Partyによる草の根運動は何処が違うのか、最近の議会はどう変質してしまったのか、解説してくれる。

カーターの草の根運動の中心は、普通の人達だった。ところが、Tea Party Movementと言うのは、スポンサーが大きな企業だったりして、どうも業界誘導的な動きが濃厚である。注目を集めたのは、共和党内での補選に独自の女性候補を立て、立て続けに旧来の候補者を打ち破った辺りからだ。この運動には女性が前面に出ているのが特徴である。その流れの中で、前回共和党の副大統領候補として、サプライズを起こしたSarah Palinがいつの間にか運動の中心に潜り込んだ格好になり、Tea Party運動は彼女に乗っ取られたという人も出てきている。共和党内で無視できぬ団体になりつつあり、それは民主党にも脅威である。中間選挙で存在感を示せば、次の大統領選への影響も十分出てくるから、目が離せない。

次に、現オバマ政権下では、民主、共和両党による話し合いが殆ど無くなってしまったらしい。かつては超党派で法案を出したり、民主党の一部が共和党法案賛成に回ったり、その逆があったものだが、それが、最近は全く無いという。さらに、牛歩戦術が飛び出してきたという。戦術としてはあるが、今まではその前に話し合いで解決して来た。ところがパイプが寸断されているから牛歩へ突っ走る。
そうなった基本構造は、かつては、議会の中心に位置していた中間派或いは穏健派が弱体化し、過激派が主導権をとってしまったとカーターは分析している。

経済が中々期待したように浮上しない為、オバマにとっては風当たりが強い。その原因はブッシュ政権の失政であることは周知とはいえ、不満は現政権にぶつけるしか無いのだ。あと2年でどれ程の成果をオバマが挙げられるかだが、再選は相当難しそうだ。