よし坊のあっちこっち

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決戦前夜:底力を見せ付けたアメリカ女子サッカー

2012年08月08日 | サッカー
日米決戦となり、嬉しいやら厳しいやら。
アメリカ・カナダ準決勝戦は、昨年のW杯日米決戦を思わせる程、凄まじい試合だった。アメリカが昨年のナデシコを演じているように見えた。取られたら取り返すシーソーゲーム。終了間際、昨年は澤が見事なヒールキックで同点打をたたき出したが、今回は終了30秒前にモーガンが勝ち越しを入れて締めくくった。アメリカの底力をまざまざと見せつれられた大一番だったように思う。五輪三連覇と昨年のリベンジで向かってくるのだから、ナデシコも相当な苦戦を強いられよう。ナデシコが対戦した準決勝のフランス。試合内容はナデシコを上回っていたと言わざるを得ない。昨年のW杯で強さを見せ付けたフランスは今度の五輪でダークホースになるのではと思っていたので、それに見合う力を見せたと思う。

さて、アメリカ戦だが、本来のロングの縦パスからの攻撃に加え、昨年の敗戦以来強化してきたパスワークが向上しているので、謂わば硬軟を使い分ける戦術が取れるのが強みとなった。その基点となるのが、これも昨年からレギュラー入りしたMFのミーガン・ラピーノだ。アメリカチームではボール捌きはピカイチだ。カナダ戦で直接放り込んだコーナーキックは見事と言うほかない。

ナデシコの勝機は、コーナーを取らせないこと、ラピーノにボールを集めさせない事、そして自軍のパスワークの精度を上げることだろう。小さなミスが点につながる。それと終了10分前くらいに出てくるであろうルーキーのシドニー・レローは要注意だ。

アメリカが五輪三連覇を狙うなら、ナデシコはW杯五輪連覇を狙って偉業を達成してほしい。