畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

ワラビ栽培研修!?(その5終わり)

2013-06-19 12:43:37 | 山菜

 さて、今回の最終視察地「観光わらび園」です。
責任者が慣れた口調で説明して下さいます。


 山菜の種類、価格もさるものながら気になったのは「木灰」の説明です。
「今はセシウムの関係で販売は禁止になっています」そうか、ここも福島に近いものなー。
「しかし、採取した山菜からは放射性元素は検出されていません」納得!


 昔は牛馬の餌となる草の草刈り場だったとか。
そして、牛馬の餌場としての役目が終わるとワラビが繁茂して、競って住民が採り始めた。
ワラビ採り競争が激化し、これではならないと「観光わらび園」の開園を考えたのだそうです。


 うーん、待てよ、こんな風景どこかで見たことがあるなー。
あ、そうだ、市営か民間委託か指定管理者かともめ続けている我が魚沼市のスキー場そのものの風景ではないか。

 こんな方法で取り組んだらどうかなー。
説明を聞き凄い利益を生み出すとは言えないと分かっても、やって見る価値は有ると感じましたね。


 根拠に、字が薄れて見にくいけれどほら、「開園30周年」と有るではないですか。
私たちを前に少し言いにくそうではありましたが、お客の多数を占めるのは新潟からの客とか。

 我が魚沼市も毎年スキー場の存続か廃止かなんて毎年もめごとの種にするのではなく、
こんな事に挑戦したらきっと明るい日差しも見えるぞ。なんて思いながら帰りのバスの車中の人となりました。

 思い出しますねー、ワラビ栽培の先駆者「船山」山の言葉を。
「植えてから、採れるまで4年かかるぞ、始めるんなら早いうちだな」なんて言葉をね。
スベルべもそろそろワラビを植える準備でも始めましょうか(大笑)。

                       (終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

畑って面白いなー

2013-06-19 05:47:50 | 

 昨日は朝から小雨が断続的に続き、その中でズッキーニ「ブラックトスカ」の花が咲いた。
今年は雌花ばかり先に開花し雄花はなかなか開かなかったので、雌雄揃った開花は初ショット。


 楽しみのトマトも順調に育ちを続けている。
右の畝が「サン~マ~ルツァ~ノ♪」なんてサンタルチアをもじって喜んだ「サンマルツァーノ」です。
スイートバジルも育っているし、これにニンニクを加えたら美味しいパスタソースが出来るはず。


 これが「サンマルツァーノ」の赤ちゃんだけれども、ほら、特徴のある姿が現れていますよ。


 こちらは左の畝の「ピンキー」です。
「薄皮ミニトマト」って宣伝されているけれども、なんと言っても可愛いのはサクランボそっくりの薄ピンク色。
いや、薄皮を売りにしているけれどもそれよりも私の推奨ポイントは優しい色と味ですね。


 これは「イエローアイコ」と言う黄色のミニトマトの赤ちゃん。

今年のトマトは前述の「サンマルツァーノ」「ピンキー」そしてこの「イエローアイコ」に加え、
赤の大玉「麗花」黄色の大玉「桃太郎ゴールド」赤のミニトマト「アイコ」そして、
2本だけれど、知り合いから貰ったゼブラなんとかという縞模様のトマトと全部で7種類。

 100本余りでしかないけれどこれは楽しみですねー。
昨日は小雨の中、古着のワイシャツが緑色に染まるのもいとわずに脇芽を欠きそしてイボ竹に結束を続けた。


 でも、朝一の仕事は美味しい枝豆「湯あがり娘」の植え付けでした。続いてこのトマトの整枝と結束。
昼からは小雨の中一人で山の畑に行き、畝を二本作ってさつま芋植え。

 さつま芋は安納芋を植える予定の畝がもう20本植えると終りになります。
夢中で植え続けていたら「安納芋」だけでも720本も植えることになってしまいました。
後は隠れた人気者「玉乙女」が50本くらいだけれども中々この苗が伸びないで困っています。

 さつま芋を植え終えて一旦帰宅したけれど、エイッ、どうせ身体の濡れついで。
と、ばかりに草刈りを出して、農天市場の周りの草刈りをしてスイカの蔓の下敷きにしました。

 こんな風に雨が多少降っても畑に出続けています。
なんで、こんな苦労をいとわずに続けるって言うかとそれは面白いから。
朝ドラのアマちゃんでも無いけれど「おら、畑仕事が好きなんだ」ってこれに尽きます(笑)。

 そして、夫婦二人でその面白さにのめりこんだからたまりません。
老夫婦と老犬の家族はそれぞれ文字通り老骨に鞭打ってせっせと畑に通うことになります。

 昨年は初雪を迎え「さて、今年は頑張ったけれどもこれが二人の仕事の限界かなー」なんて会話を交わしていました。
ところが、今年はその限界を越える作付を企て、結局二人で朝から晩まで働く羽目になってしまいました。

 でも、決してお金とか、そして勿論名誉とか自慢のためでは無く、二人とも面白くて仕方無くて嵌っているのです。
それが証拠に昨年も儲けなんてわずかなもの。ま、少し大げさに言うならば「生き甲斐」って事になるのかなー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする