歴史に刻まれた、大雪小雪の雪の話(その4終わり)
ところが、久しぶりそれ以降の『年輪』、令和1年に発行された第44号にその混乱、
疑問を瓦解させてくれる文章があって、気持ちもすっきりとした次第。
それによると、小雪は昭和6年暮れから昭和7年にかけてとあり、
昭和7年2月25日まで全然雪が降らなかったとあった。
これが真実だとすると、清水トンネルの開通、小雪、
そして大雪や御岳山の石碑の建立の話が無理なくつながってくるのだが。
「38豪雪」と呼ばれた豪雪は、37年暮れから38年にかけての豪雪。
「56豪雪」は55年から56年にかけての豪雪で、年明け、新年の雪の多さが語り続けられている。
もう少し調べないと、昭和6年から昭和9年にかけての気候、
降雪状態は頭の中で整理のつかない部分も残ってしまっている。
2月も末に近づいてきた現在。この文章を書いている24日も青空が広がり気温は10度台を楽に超えている。
3月に入ってもこんな状況が続いたら、畑仕事も山菜取りも気になってくる。
それまでに古い書物に触れ、そして、雑文も書けた今シーズンは私には幸せな冬となったのだ。
(終わり)
雪の無い2月中に徒然に書いた文章です。