孫をおんぶして、山道を散歩。お昼寝をさせるためです。
農道の脇にキクザキイチゲだろうか、紫色の花が咲き始めていました。
もう食べられないほどに大きくなったフキノトウ。
例年だったら、雪解けを待ち消え際から順に出てくるのですが、今年は一斉に開花。
でも、例年紫色の花で埋まる斜面は沈黙のまま。
ここはカタクリの群生地でもあり、お花畑の態を見せてくれるはずなのですが。
昨年のワラビが枯れています。
こんな枯れた植物も、雪に押されて地面に押し付けられるのですが、今年はほぼ立ったまま。
やぶ椿の蕾もまだ固く閉じたまま。先日は気温が20℃くらいまで上がったというのに不思議です。
雪国の自然、生活のリズムは雪によって大きく左右されることを今更のように感じています。
良く交わされる会話が「こんな年の山菜ってどうなるのだろう」です。
雪が消えるのは山の斜度とか、日当たりなどによって違い山菜は雪が消えたところから順に出る。
でも、人間ばかりではなくて、全く雪のない早春は植物、山菜も戸惑いを見せているようです。
気温が上がってきたら、雪消えの条件が無いのだから、どこもかしこも一斉に出てくることでしょう。
畑仕事でも同じことが言えます。何処から、何から手を付けてよいのか戸惑っているのです。
雪が降ってこその雪国の暮らし。普通に降ってくれた方が有難いと実感する日々です。