1月、2月と休止していた排水樋門の点検をしました。
雪が深いという理由での二カ月の休止ですが、今シーズンは雪が無く、いつでも出来たのですが。
いくつもの鍵を使って入ります。
大切な機械ですから、セキュリティーは厳重ですよ。
国道側から建屋を見ます。
向こうに見える魚野川からの逆流を防ぐのが、この排水樋門の役割です。
こちらは支流、大沢川の上流方。
8年前の「新潟福島豪雨」の際は、川伝いではなくて左手の堤防が無かったためなのですが。
排水樋門は大きなシャッターが3機あります。
それぞれの可動試験が点検の内容。他にも周辺環境の変化などもチェックします。
今冬は歩い書き物をいくつも読みましたが、この辺り一帯は明治30年に大洪水に襲われていました。
なんと、その大洪水を4歳で目撃したとのすごい文章です。
その後流れ込んだ石や砂利のため何年も耕作できなかったとか、すごい記述がありました。
盆地地形で、しかも流れの出口が狭くなっているという条件では大雨には対処不可能なのかもしれません。
大洪水でこの排水樋門を稼働させなければならない事態が来ないことを祈るのみです。