いくら仲の良い同級生でも遠慮はある。
「もう一往復、2畝分は良いか」と聞くと「最後までやろうぜ」と嬉しい返事。
結局12時を知らせる市のチャイムが聞こえるまで働くことに。
こうして、ふたり午前中に作り上げたのは12畝。サツマイモ600本分でした。
朝の早い彼の一日の仕事は終わりです。でも、スベルベは午後も山へ。
最も早く植えたジャガイモが成長し、土寄せのタイミングになっています。
畝建てに使った通称「畝建てポチ」に活躍してもらいましょうか。
アクセルを調整し、回転数を落としながら慎重に畝間を走らせます。
でも、どうしても土がかかり過ぎて、ジャガイモは土に埋もれる。
畝建てポチで、寄せた土を畝をまたいで、手で埋もれた枝葉をほじくり出す。
そして、畝の形も整正しながらえっちらおっちらと歩くのです。
夕方、作業終了まで4畝の土寄せしかできませんでした。足腰の疲れが限界です。
(終わり)