畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

農村体験最終は中学生の7人娘(その3)

2016-09-18 04:21:01 | 暮らし

 サツマイモ掘りを終わったら、待望の昼食タイムです。
簡易テーブルと、農天市場で使う木製の長椅子を4脚準備していたのはスベルべです。

 朝食前に一人で軽トラに設備を満載し、その上に草刈り機を載せて行ったのでした。
昼食場所、そして万一履物がスニーカーだった場合に備え、通路なども草を刈っていたのでした。



 さて、準備が出来たら食べましょうか。
昼食は前夜泊まった宿泊箇所製の弁当。真ん中にスベルべママの作った「ジャガイモの煮転がし」。



 多人数の昼食を作ると言う事で、失礼ながらコンビニ弁当に近いような内容。
手前には、彼女たちが先ほど収穫したトマトも見え、大きなものはスベルべママがカットして提供。



 「ちょっとテーブルの真ん中を空けて」と言いつつ、スベルべママが取り出したのはこれ。
左からジャガイモチップス4種類。真ん中はベビーキャロットでその右はサツマイモ3種類。



 スベルべママが朝早くから作っていた8種類のチップスは大好評。
「困っちゃった、ジャガイモとポテトチップスが美味しくて、弁当が残っちゃいそう」。



 「無理して食べなくてもいいよ、弁当が残ったら私たちが何とかするから」とスベルべママ。
今年、この場所での食事は何回目になったのだったのでしょうか。

 賑やかな7人の娘たちの声に、狸もムジナもびっくりしていたでしょうね(笑)。
朝のうち降り続いていた雨も上がり、空の一部には青空も見えます。

 後ろの蕎麦畑の蕎麦は花が咲き始めて白く見えます。
畑の脇の斜面からの上昇気流に乗ったトンビが数羽、歓迎の輪を作って飛び交っていました。

                (続く)
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江分利満スベルべの多忙な日々

2016-09-17 05:10:54 | 暮らし

 一日の終わり、4時からのサツマイモ掘りで仕事を終える。
昨日は朝4時少し前に起きて、先ずはブログのアップ。

 終えて、5時少し過ぎ、暗いうちにライトをつけて家を出発。
クレソン畑に早く行き、明るくなったらすぐに収穫を始めるためです。

 その後帰宅して朝食の後、準備していた野菜を取りに来た八百屋さんに渡し、後は袋詰め。
袋詰めを終えて、スーパーへ出荷。この日はクレソン、安納芋、山本ナス、オクラでした。



 帰る頃は曇っていましたが日没で辺り一面に夕闇が迫ってきます。
スーパーへの出荷を終えて帰ると、少し休んで山の畑に行き、畝立て。

 もっとも広かったジャガイモ畑の後を最後まで畝立てして完了。
大きな畝を3本立て終えて、早めに帰宅してホームセンターで買い物。



 買い物をしてきたのは白菜40株。
我が家の白菜は虫に食われたり、成長が遅かったりで心許なかったのです。

 午後は一番にその白菜の苗を植え付けて後は種蒔き。
せっせと、葉物野菜の種を播き続けたのでした。



 最後に作った畝の方向から見た全体です。
黒く見える筋は、まいた種の上に播いた、焼いたそば殻です。



 最初に播いた野菜の種は高温のために発芽率が悪いですね。
それでも、絶対量が多いので、これからは間引きや、雑草取りが課題になります。



 最初に播いた大根は、もうこんなに大きくなっています。
今日は間引いて束ね、農天市場に並べましょうか。

 実はこの日はスベルべママは臨時のパートで1日不在。
でも、一人でも朝早くから夕方日が沈む前まで働いた江分利満スベルべです。

 山口瞳さんの書いた所の「江分利満」氏に近い暮らし、平均的な暮らしだとは思っている。
でも、ちょっと忙しいし、働き過ぎかなー、なんて自分で思うところもありますね。
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農村体験最終は中学生の7人娘(その2)

2016-09-17 04:46:46 | 暮らし

 ニンジンの間引きをしている間にスベルべはサツマイモの蔓を切って準備。
そして、マルチシートの端を引っ張って剥ぎ取ってもらいます。



 「長年の経験で、マルチにちょうどよく土をかけているのでこんな風に剥げます」。
「見事に剥ぎ取られたら拍手ー」なんて解説のスベルべトーちゃん。



 はい、見事に取れましたよー。
皆が拍手です。



 さて、準備は完了。
7匹の子豚、いえ7匹の子ウサギ達は並んで一斉に芋ほり開始。



 掘ってもらったサツマイモは「安納芋」です。
途中で止めようかとも考えたけれども、スベルべママの提案で一畝の最後まで掘ってもらいました。

              (続く)
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農村体験最終は中学生の7人娘(その1)

2016-09-16 04:34:55 | 暮らし

 昨日は小学生を送り出し、その直後に今年の農村体験受け入れの4回目の最終回でした。
曇り空と言う天気予報に反し、朝から雨は止みません。

 それでも、スベルべは朝食前に一人で山の畑に行き草刈り。
少しでも良い条件で、自然を満喫してもらいたいという気持ちからでした。



 大型バスは予定時刻通り、9時ちょうどに到着。
でも、その時は雨が降り続いていたので、バスは山までの予定を我が家の前で終わりにしました。

 雨が小やみになったきたことを確かめて、ピストン輸送。
7人ですから、5人乗りの我が家の乗用車と軽トラで、一回では済まない。

 先ずは先発隊4人を道路上に栗の落ちている場所まで送ります。
歓声を上げて栗を拾う子供たちを後ろに、次の3人を迎えに山を下ります。



 ピストン輸送を繰り返し、最後は自動車を畑に停めて途中まで出迎えます。
前には、マックスが駆け下りてきた坂道の農道を歩いてくる女生徒たち。


 最後の3人が畑にやってきました。
美味しい空気、フィトンチッドと言うんだよ。なんて教えます。



 さて、さっそくお手伝い。
農業体験の開始です。



 手が汚れないうちにと、作業手順を考えトマトのもぎ取りから始めます。
次いで、ニンジンの間引き。「赤いのがニンジンで黄色いのはキャロット」なんてオヤジギャグ。


 「えー、キャロットってなんだっけ?」なんて声も。
「ニンジンだよ」なんて声に「私、英語苦手なの」なんて可愛いですね。

 さて、次はいよいよ待望のサツマイモ掘りですよ。
皆がニンジンを間引いている間に、サツマイモの蔓を切るスベルべでした。

               (続く)

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小学生四人組がやってきた(その5終わり)

2016-09-16 04:21:35 | 暮らし

 サツマイモの計量袋詰めの次は、唐辛子「鷹の爪」の葉をむしり取る。
思ったよりも根気よく、黙々と手伝いに励む4人でした。



 さー、手伝いは終わりました。
次はレジ袋を渡し「お土産はその袋一杯に何でもよいから詰めて」と言います。



 正直で邪気の無い小学生も結構たくさん詰め込みます。
「いくら持って行っても良いけれど、リュックに入るか?」「はい大丈夫です」。



 さて、いよいよお別れです。校長先生が、児童たちにお話です。
ちなみに、校長先生は昨年と代わっておられず、スベルべを覚えていてくださいました。



 「目にゴミが入った子供もいるようです」なんて、なぜか泣いている男子が二人。
別れがつらかったのかなー、それともホームシックでも起きたのかなー。



 児童代表のお礼の言葉もしっかりとしたあいさつで、拍手喝さい。
次に先生から最後の注意を聞き、お別れです。

 「最後にもう一度、受け入れ家庭の皆さんとお別れをしてください」と、先生。
スベルべに駆け寄った4人組と固い握手を交わします。

 「わー、痛いー」なんてスベルべの握力に驚く子供たち。
「触ってよいですか?」なんてスベルべの腕に触り「ワー、太いー!」なんて驚く子供達でした。

 わずか一泊二日ではあったけれども、その倍、二泊三日もの体験はさせたかな、なんて自負。
子供達に見送られ、少し寂しくそしてほっとした気持ちも持って帰路に就くスベルべでした。

                  (終わり)

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