畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

サツマイモが花盛り

2016-09-15 04:42:56 | 野菜

 サツマイモ畑の一隅が色づいています。
ネギ畑の隣、もっとも遅く植えたサツマイモです。



 まれに咲くことがある。と、言うほどの珍しいサツマイモの花。
それがどういう事でしょうか、こんなにたくさん咲くお花畑になっているのです。



 小さな朝顔に似た花です。
サツマイモの分類で「ヒルガオ科」って聞きましたがまさにヒルガオの花ですね。



 花のもとには、小さな蕾がたくさん見えます。
但し、この蕾がすべて開花するのではなく、大きな蕾だけが咲いた模様。



 実は、このサツマイモの品種名は「ムラサキマサリ」なのです。
あまり市販されていない種類なので、苗は毎年自分で起こしています。

 黒に見えるほど濃い紫色の珍しい品種。
掘ったばかりは、甘さを全く感じないケーキ用のサツマイモ。

 でもね、誰もが知らないでしょうが、低温で保存すると信じられない甘さに変化する。
焼き芋にすると、そのまま羊羹のような甘さを感じさせるのですから、不思議ですね。
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小学生四人組がやってきた(その4)

2016-09-15 04:42:35 | 暮らし

 しばらくは朝霧で全く下が見えなかったが、やがて晴れ始めた。
「オー!」なんて静かだけれども小さく息を呑む音が聞こえた。



 晴れ始めたところで、「はい、こっちを向いて」と一枚。
皆の記憶に残る風景になったかなー。



 帰りに蕎麦畑の脇で三脚を使ってもう一枚。
蕎麦畑では蕎麦の花のつぼみも膨らみ、もうすぐ満開を迎えそうです。



 帰宅して、すぐに朝食。
朝の散歩でしっかりと目覚め、食欲も全開の様子。



 どうぞ、お代わりは自由に自分でね。
「朝からステーキだぞ」なんて山本ナスのチーズ載せを出したけれども残念、一人はナスが嫌い。



 朝食の後は、自分たちのお昼ご飯を作ります。
これも指定の仕事で、自分たちのお弁当は自分たちで作ることになっていました。



 朝食の後片付けが終わったら、農天市場のお手伝い。
前日洗っていた、サツマイモ「安納芋」を計量し袋に詰めます。

 本当に、収穫から後始末、サツマイモ洗い。
乾燥したサツマイモの袋詰めと、色々な体験ができたと思うけれどもなー。

           (続く)
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連載81-3「冬の岩手路の旅」(その3終わり)

2016-09-14 04:15:12 | 旅行

 新米ガイドの朱美ちゃんと妻。朱美ちゃんも良い奥さんになっているんでしょうね。


 観光船の窓からウミネコにパンを投げるスベルべです。頭も若かったなー。

       「冬の岩手路の旅」(その3終わり)

 翌朝、再び佐々木運転手、朱美ちゃんとの旅がスタートした。
コースの最初は、観光船による浄土ヶ浜巡り。
再び驚きのスタート。なんと314人乗りの観光船の客は、また私達二人のみ乗せて岸壁を離れたのである。

 乗客二人に船員四人。クイーンエリザベスの旅もかくやの観光旅行である。
船に付いて飛ぶ、餌付けされたウミネコには、四人分のパンをサービスした。

 遠野市の民話の里では、私達四人だけのために、お出まし願ったと思われるお婆さんの、
民話を聞きながら囲炉裏端での昼食となった。
平泉の中尊寺にはさすがに、他の観光客もいたが、金色堂の中は又も二人だけだった。

 そして夕方、今夜の宿は南花巻温泉と告げると、佐々木運転手は会社に連絡すると、小声で言っていた。
その結果なんと「宿まで送らせて頂きます。」との事。
なんと最後は観光バスをタクシー代わりにしてしまったのである。少し二人との別れがつらかった。

 翌日の、宮沢賢治記念館見学も、客は私達の他は一組のみ。
岩手地方は、この時期としては久し振りの大雪だったとの事でもあった。
結婚二十五周年でもあった、勤続三十五年の旅は、面白くそして少し淋しい東北旅行にはなったが、
東北の人情と食べ物の旨さに触れ、一生の思い出となる旅だった。

 新米ガイドの朱美ちゃんに代わって一言。「岩手に一度おいでんせ。」

                 (終わり)


      (あの忌まわしい東北大震災のためにほろ苦い思い出になってしまいました。)
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小学生四人組がやってきた(その3)

2016-09-13 05:07:07 | 暮らし

 帰宅し、配膳を皆で手伝います。
それではハイ「いただきまーす」「うわー、美味しいー!」。



 もうみんなが声も出ません。「どうぞ、自分でお代わりしてね」。
特に気に入ってもらえたのは中央にある大きな耐熱皿の「ジャガイモの重ね焼き」かな。

 おっとー、手前に見える缶酎ハイはスベルべオジサンのものですからね。
美味しい夕食を終えたら、かき混ぜるのを手伝った「シフォンケーキ」が待っていました。

 このころから急激な睡魔に襲われるスベルべオジサン。
「よーし、田舎の百姓の朝は早いぞ、5時半に起きて山に行こうか」「ハーイ、お願いします」。



 彼らもいくら若くても四泊目では疲れも出て、結局起床は6時でした。
畑へ登る農道の途中で車を止めて栗拾い。ここで、経験の差、普段の暮らしが出ましたね。



 眼鏡をかけているとはいえ老眼、乱視のスベルべオジサン。
でも、昔から続けてきた習慣、いえ修練でどんどんと見え、どんどんと拾えます。



 この朝の目的地はいつも客人を案内するビューポイント。
でも、そこに到着したばかりは、下の風景は霧の海に包まれていました。



 「よしっ、ここで並んで写真を撮ろう」と、持参の三脚を取り出すスベルべオジサン。
スベルべオジサンの着衣は「武州藍染」の「たもパン」なる作業着。

 頭の冠りものこそ違えど、出迎え対面式もこの格好でした。
初対面で「変なおじさんだと思ったでしょ。でも本当は変なオジサンなんです」って笑いが無かったなー(笑)。

            (続く)

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小学生四人組がやってきた(その2)

2016-09-12 04:33:31 | 暮らし

 大きな荷物を背負っての来宅でしたが、さすがにゴム長まではありません。
スニーカーの上に、レジ袋をはめて対応。おっと、片足が脱げちゃったぞ。



 スニーカーに土が入らないように、足カバーも着用。
歩くのには、少し不便なようでした。

 この後、掘ったサツマイモやニンジンをもって急いで帰宅。
じつは、引率の先生方による家庭訪問の時刻が迫っていたのでした。



 先生方が面会を終えられて帰った後は、農天市場にサツマイモを運んで全員で洗いました。
そして、最初に約束をしていた温泉へ引率。

 「家の風呂もリフォームしたばかりなんだけれども、サービスするよ」なんて言うと、
「えー、良いんですか」なんて声をそろえて言います。サービスをちゃんと理解してくれていましたね。



 入浴を終えて、外に出て時刻を見たが予定の夕食時間にはまだ時間がある。
そこで、家とは反対方向の山の上の「木沢」集落を超えて、山古志方面を案内。



 引き返す途中のビューポイントで車を止めます。
山また山の、風景には驚いたようです。



 ここから見下ろす、我が家のある地域です。
こうして、高いところから見ると、いかに山に囲まれた盆地であるかが分かりますね。

 残念ながら、我が家は右手の峰にさえぎられて見えません。
よしっ、夕食の準備も終わったころだぞ、家に帰りましょうか。

           (続く)
              
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