畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雨が来る前にサツマイモを掘ろう

2016-09-23 04:33:44 | 野菜

 天気予報が良くない。
野菜の注文も無く、ゆっくりした朝だったが、先ずはサツマイモ掘りを急ごう。



 最近手伝いに来て下さる女性の友人に声を掛けたが都合があって断られてしまった。
夫婦2人で山の畑に向かい、先ずは「紅ハルカ」そして次は「パープルスイート」と掘った。



 正式名「パープルスイートロード」の出来具合が良好。
一株に大きな芋が数本もついている。一畝50数本で50キロ以上はありそうです。



 二人で四苦八苦して掘っていると、自動車の音が聞こえる。
一旦断った友人が、用を済ませて駆けつけてくれたのでした。勇気凛々で「玉乙女」も追加。



 でも、三人で掘っているとポツリポツリと雨が当たり始める。
「何時もは当たらない予報がこんな時は当たる」なんて毒づきながらも軽トラに満載して帰宅。



 手伝いの友人を誘い、前夜の残り物で三人で昼食。
その後、スベルべママは雨の間を利用して美容室。スベルべ一人でサツマイモを洗います。



 農天市場に行き、、前日掘った「鳴門金時」をまず洗います。
これは下の娘夫婦が手伝いに来て掘ってくれたものでした。



 洗ったばかりの「鳴門金時」はツヤツヤと光ります。
えーと、この「鳴門金時」だけでも3コンテナ60キロほどありましたね。

 次いで、雨に打たせてしまった「玉乙女」そして友人が掘ってくれた「安納芋」も洗います。
農天市場の照明ランプをつけて洗い続け、結局区切りとしたのは6時過ぎになっていた。

 雨の日くらい、ゆっくりと読書。なんて思うんだけれども仕事は次々と会って休めない。
昨日だけで持って行ったコンテナ8個では足らない量、そう150キロくらいは掘ってしまったのでした。
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クレソンは秋風で育つ

2016-09-22 05:35:40 | 野菜

 先日は朝5時、まだ暗いうちに一人でクレソンの収穫に向かった。
スベルべママの実家の脇、転作水田に到着すると夜が明けてきてさっそく収穫開始。



 水路を埋め尽くすほどに育った来たクレソンです。
でも、左のように雑草もまた目立ち、この辺りが問題点。



 カメラに水滴が着いちゃいました。
でも、真ん中の水路がクレソンに覆われ分からない程になっている事は一目瞭然。



 発泡スチロールの箱が2~30分ほどで一杯に。
もう一箱取らなければならない。腰をかがめて爪先で柔らかい部分を摘み続ける。



 「クレソンは秋風で育つ」なんて言いたいほど、風に冷たさを感じると成長する。
そして、徐々に虫たちによる食害も減ってきますね。



 結局、1時間ほどで箱二つにぎっしりと詰めて収穫を終えた。
朝の通勤ラッシュが始まらないうちに帰りましょうか。

 箱二つのクレソンは、重さにして5キロほどです。
帰宅し、朝食の後に150グラムずつ小分けして野菜専用の袋に詰めます。

 そして、他のナスや、「安納芋」と一緒にスーパーに出荷。
この頃はスーパーの地場産野菜のコーナーでもすっかり認知され、定着した模様のクレソンです。

 
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オサムさんのプレゼント

2016-09-21 05:15:16 | 食べ物

 月曜日に我が家に立ち寄った「オサム」さんが、昨日釣果の鯛などを持って再訪。
他にも、大きな鯵も2匹頂いたが、いずれも頭の付け根付近を切り、上手に血抜き処理してある。

 「脂が乗ってないと思うから、塩焼きにでもして」と言う言葉に従い夕食に塩焼きで頂きます。
ほら、大きくて大皿からはみ出しそうですよ。いやー、その日に釣ったばかりって美味しいなー!



 美味しいものが授かる日で、お昼前には札幌のスベルべママの姉夫婦のプレゼントが届いた。
ピカピカの新鮮サンマで、さっそくスベルべママが刺身に仕上げてくれる。



 これは枝豆「肴豆」の茹で立てでこれも甘くて香りも良く最高の味。
きれいな二粒、三粒入りは出荷用で、これは一粒のいわゆる跳ね出しですよ。



 次いで、ゼンマイの煮もの。
スベルべが採ったゼンマイを、秋のお彼岸用にと煮てもらいました。(サンマとゼンマイの写真は手ブレかな)



 涼しい風が吹き始めたら途端に日本酒が恋しくなりましたね。
江戸時代の文人「鈴木牧之(すずきぼくし)」の生まれ里南魚沼市塩沢の地酒です。

 さて、鯛を下さった「オサム」さんとは数年来のお付き合い。
農天市場のお客さんとして来て下さって以来のお付き合いです。

 あの時は「新潟福島豪雨」の被害に遭った直後の9月だったかな。
日どす被害を平然と話し(だったらしい)写真をお見せしたら、彼は涙を流し始めた。

 「うわー、なーにこれって!こんな被害を受けても平気なの!」なんて泣いてくれたのでした。
彼の純真無垢な性格を気に入ったスベルべ夫婦は、それ以来彼を快く迎え、お付き合いしています。

 今回は若い女性を同行していて、ひょっとして彼女かと疑ったけれども娘さんだった。
「一緒に船釣りに出るの?」と聞くと「娘は新幹線で東京に帰す」ですって。

 我が家に上がっていただいてお茶を一緒に飲みましたが中々気さくなお嬢さん。
「どう?新潟の花農家に嫁に来ない?」「えー、新潟にー!」なんて驚きの声。

 「オサム」さんには「どう?このまま置いていかない?」なんて冗談も言います。
娘さんにはスベルべの名刺を渡したけれども、まだ返事がない。って当たり前かな(笑)。
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美味しい美味しい枝豆「肴豆」

2016-09-20 04:22:25 | 野菜

 さて、みなさん。秋風が吹き始めビールの季節は終わった。同時に枝豆の季節も。
なーんて、思っていらっしゃる方がいらっしゃいましたらご覧ください。

 我が家の農天市場の周りの畑では美味しい晩生の枝豆「肴豆」が採り頃を迎えています。
本当の枝豆の美味しさは晩生種かなー。いや早生種では「湯上り娘」も美味しいけれどもね。



 この晩生の大豆、いや枝豆は早生種に比べると大きな性質の違いがあります。
まず、ほとんど肥料を必要とせず、その割にしては巨大な豆の木に成長する。

 晩生の「秘伝」も同じだけれど、うっかり肥料窒素分を多くすると蔓ボケ状態になり実を結ばない。
でも、その点にだけ注意して育て上げると、一株、1本で小鉢一杯にもなるほどの収穫になります。



 昨日は、降り続く雨の中、一人で収穫し軽トラに積み込みます。
ま、本格的収穫の試しにこれくらいにしておきましょうか。



 高床式住宅の地下、車庫部分にどんと下ろします。
全く機械を使わない、手作業だけだと能率の上がらない非生産的仕事ですね。



 大規模農家は大豆の木、枝から鞘だけをもぎ取る「脱莢機」を使うと言います。
小規模も恥ずかしいほどのスベルべ農業は、一莢ずつ手でもぎ取ると言うアナログ的な仕事。



 雨降りで、泥はねが着いていたので、水道水をかけて洗いました。
水気が切れるのを待って300グラムずつの袋詰め。

 一人で詰めて、一人でスーパーに出荷に行きます。
他人、出荷仲間の単価も確認せずに250円の値札をプリントアウトして添付して展示棚へ。

 そこでようやく気が付いた呑気なスベルべ。
やや、皆さんは強気に300円の値札をつけているではありませんか。

 夕方の買い物で気付いたお客さんは儲けものだと思ったでしょうね。
でもね、お客さんが喜んで下さったら、それはそれで良かったかな、なんて相変わらず呑気なスベルべでした。
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農村体験最終は中学生の7人娘(その4終わり)

2016-09-19 04:10:36 | 暮らし

 昼食を終えて片付けた跡は、いつもお客さんを案内するビューポイントへ。
ここまでの畑の間の道も、朝食前に一人でスベルべが草刈りをしていました。



 下に広がる盆地を見て歓声が上がります。
稲刈りが始まったばかりの水田はまだ黄金色を残して光っていました。



 それでは、下の風景も入れて全員で記念撮影。
この美しい田園風景が、中学生たちの記憶に残ると良いと思いながらここを去りました。



 また山の畑へ行く時と同じに、7人をピストン輸送で我が家まで。
到着して、ゴム長の泥を洗い流したり、拾った山栗を分けたり、土産のジャガイモを詰めたりします。



 そして、出発時刻まで我が家の前の歩道の縁石に腰を掛けておやつタイム。
そう、美味しい焼き芋がありましたが宿までは持ち帰られないと。



 すでに到着していたバスは早く発車したかったらしいが、お迎えの先生が来るまで待ちます。
そして、市の担当者と先生の到着を待って、再び宿へ向けて出発。

 窓から手を振りながら帰って行ったのでした。
なんで、こんな風に4回も農村体験を引き受けてしまったのだったかなー。

 8月初めから、9月中旬まで、多忙な毎日の中で何とか時間をやりくりしました。
忙しく、気ぜわしい受け入れでしたが、子供たち以上に学んだスベルべ夫婦でもありました。

              (終わり)
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