帰宅し、配膳を皆で手伝います。
それではハイ「いただきまーす」「うわー、美味しいー!」。
もうみんなが声も出ません。「どうぞ、自分でお代わりしてね」。
特に気に入ってもらえたのは中央にある大きな耐熱皿の「ジャガイモの重ね焼き」かな。
おっとー、手前に見える缶酎ハイはスベルべオジサンのものですからね。
美味しい夕食を終えたら、かき混ぜるのを手伝った「シフォンケーキ」が待っていました。
このころから急激な睡魔に襲われるスベルべオジサン。
「よーし、田舎の百姓の朝は早いぞ、5時半に起きて山に行こうか」「ハーイ、お願いします」。
彼らもいくら若くても四泊目では疲れも出て、結局起床は6時でした。
畑へ登る農道の途中で車を止めて栗拾い。ここで、経験の差、普段の暮らしが出ましたね。
眼鏡をかけているとはいえ老眼、乱視のスベルべオジサン。
でも、昔から続けてきた習慣、いえ修練でどんどんと見え、どんどんと拾えます。
この朝の目的地はいつも客人を案内するビューポイント。
でも、そこに到着したばかりは、下の風景は霧の海に包まれていました。
「よしっ、ここで並んで写真を撮ろう」と、持参の三脚を取り出すスベルべオジサン。
スベルべオジサンの着衣は「武州藍染」の「たもパン」なる作業着。
頭の冠りものこそ違えど、出迎え対面式もこの格好でした。
初対面で「変なおじさんだと思ったでしょ。でも本当は変なオジサンなんです」って笑いが無かったなー(笑)。
(続く)