畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

黄金の花が咲くと言う~🎵

2016-09-05 04:36:33 | 野菜

 昨日の朝です。農天市場の営業を控えて山の畑でサツマイモを掘ってみます。
先ずは畝の端をスコップで掘って張ってある透明マルチをはぎ取る。



 何年サツマイモを作っていても初掘りは胸がときめきます。
他の種類は掘っていましたが「黄金千貫」は初掘りだったのです。



 サツマイモは、右側のお尻がプックりとした形になると掘り頃。
成熟してプックりと発達して美味しそうなんて人間と同じかな(笑)。



 中々の良型揃い。
感覚的に見て、例年よりも1週間から10日は成長が早い気がする。



 そして、気温が高めの年はサツマイモは涼を求めるのか地下深く入りたがる。
手で掘りきれないものはスコップを使って慎重に掘ります。



 こうして掘ったのはジャガイモを掘りあげ、秋野菜を播いた隣。
蔓が秋野菜の邪魔にならないようにと考えての仕事でもあります。



 10数株の黄金千貫を掘ってこの量は上々の出来ですね。
思わず口をついて出るのが「ネーネーズの黄金の花」の一節。

 「黄金の花が~咲くと言う~🎵」ですね。
この真っ白なサツマイモ黄金千貫は元々はイモ焼酎の原料として有名な種類。

 スベルべトーちゃんが買う安酒のイモ焼酎には「黄金千貫」10%使用。
なーんてうやうやしく書いて有ったりしますからね。

 でも、焼酎の原料になると言う事は澱粉が豊かと言う事でもありましょう。
そのためか、焼き芋にしても、芋天にしてもホクホクとして美味しいのです。

 さて、また「黄金の花」を歌いながら掘りましょうかね。
何せ、昨年農天市場を訪れて「黄金千貫」を見つけて大喜びし、「来年も予約~」なんてお客さんがいましたから。
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連載80-1「雪祭り」(その1)

2016-09-04 04:37:18 | 旅行
  

   雪祭り

 元来人ごみが苦手で、祭りの賑わいなどもどちらかと言うと好まない。
 そんな私も妻の、思いつめたような願いに負けた。
およそ二十年振りの大雪が、小康状態になったと言う週間天気予報を見て、
出発の前々日に汽車の切符を手配した。

本州の中でも雪深い事で有名な地域から、列車を乗り継ぎ北海道札幌の雪祭りを見物に行こうと言うのだ。
乗り継ぎは妻がひっそりと調べていた。幸いな事に予約は取れた。
しかし、帰りに一泊を希望した、青森の温泉宿はどこも満杯だと言う。
そこで、急遽函館の宿の予約を依頼するという離れ業を試みる。 

すぐに、予約が取れたので、切符を買い替える。
前日に切符を受け取り、当日の朝十日の六時に小雪のちらつく中、家を出発した。

 妻の北海道への思い入れは、高校生になってからノルデックスキーを始め、
三年生になり倶知安での国体に出場することが出来た思い出の地だと言う事にもよるのだ。
その大会ではリレーの県代表メンバーに選ばれ、アンカーに抜擢された妻は、
大方の予想を裏切り、先輩が一位で引き継いでくれた差を、逃げ切り優勝の栄誉に輝いたと言う。

 まして連れ合いが、今年早期退職をするなどと言い始めたものだから、
鉄道員の妻である内に、昔と同じ汽車の旅を満喫し、
思い出の地の北海道へ行きたいと考えたらしい。それも冬の北海道へ。

       (続く)
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朝から晩まで働き詰め!

2016-09-03 05:34:31 | 暮らし

 秋の畑仕事が最盛期だけれど、日が短くなったのがつらい。
昨日は、長岡のフレンチレストラン「アシェット」の注文と小出の八百屋の注文が重なり大忙し。



 いつ、朝ご飯を食べたのか記憶に残らないほどの状況。
そして、9時過ぎからは魚沼ケーブルテレビ「魚沼農業日記」の収録と慌ただしい。



 ケーブルテレビの収録を終えて畝作りとマルチ掛け。
収録を終えた10時少し前から気温が急上昇。一時意識が遠のく気がしましたね。

 「トーちゃん、畑にいるだけでも辛いのに畝立てなんて無理、帰ろう」とスベルべママ。
作業にいつも来ている古ワイシャツは肌に張り付き、作業ズボンも足にまとわりつく。



 よれよれになって帰宅したけれど、昼休みを経て復活。
昼寝を少しした後、再び山の畑に行き、長い畝を4本作り、うち2本にはマルチ掛け。

 こうして無理をして急いだのには訳がある。
土、日曜日は農天市場の営業で畑仕事はできず、5日からは一泊で同級会があるからです。



 結局また日が沈むまで働いてしまった。
トラクターの手前は、スイカの蔓をスベルべママが片付けた跡です。



 そして、スベルべママはトーちゃんが畝立てをしている間にサツマイモ掘り。
ほら、もうこんなに立派なサツマイモになっていますよ。



 上が「玉乙女」で下は「安納芋」です。
「トーちゃん、今年は雨が少なかったから甘いと思うよ」うん、きっとそうでしょう。



 夕方6時を知らせる市のチャイム「はるかな尾瀬」を聞いてから片付けを始めた。
結局、昨日も12時間も働いてしまったなー。こりゃワーカーホーリックってやつかな(笑)。

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あのー急ですが

2016-09-02 04:56:02 | 野菜

 土、日曜日の農天市場の営業を終え、ほっとする間もなく月曜日に注文が入る。
翌、火曜日の午前9時に野菜の仕入れに来ると言う「越後の台所 すずきち」さんからの電話。

 当日の朝は、台風の影響による雨が続いていたが夜明けを待って出発。
先ずはスベルべママの実家へと急ぎ、発泡スチロールの箱二箱分のクレソンを収穫。



 返す刀で、と言ったような感じで帰宅して息つく間もなく山の畑でニンジンの収穫。
昨日もアップしましたが、時間さえあったならばニンジンはいくらでも採れます。



 二種類のニンジンを収穫し、葉を切り落として軽トラに積み込みます。
帰宅して、朝食の準備のために家に入るスベルべママを家に残して農天市場で洗います。



 次は「山本ナス」を収穫。雨で美しいまさに「ナス紺色」。
このナスは美味しくて「きっと巾着ナスと比べたらこっちの方に客の軍配が」上がる。

 なーんて、仕入れ担当が独り言のようにつぶやきます。
ついでに「先日のお客さんで、ニンジンばかりお代わりする方が居ました」なーんてうれしい言葉も。



 ゴーヤや、神楽南蛮も少し小ぶりにはなってきたけれどもまだ収穫はできます。
初めは「ゴーヤは要らない」なんて言ってたけれど、食べ方を伝授するとその後はいくらでも持っていく。



 夏のさなかに「今頃播いたってどうせ虫の餌食よ」なんて言われながら播いた葉物類。
少し涼しい風が吹き始めたらご覧のとおり。ギザギザの葉の「ワサビ菜」なんて美味しいんだから。



 こちらは山の畑で採れた神楽南蛮です。そうだ、そろそろ種も自家取りしなくちゃなー。
準備し終え、やれやれとばかりに朝食にありついたのは8時半。

 携帯に着信があり「ごめんなさい、予定より遅れて9時半に到着予定です」。
これで、朝食後少し息をつくことが出来、新聞にも目を通す時間も取れました。

 さて、軽トラで仕入れに来た担当に、車庫に軽トラを入れるよう促して積み込み。
この他にも、ジャガイモを山ほどと、友人が持ち込んだ野菜で軽トラを満載にして帰るのでした。
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ニンジンの間引きが間に合わない!

2016-09-01 04:11:03 | 野菜

 「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と言うけれど、ハイ、全くその通りと言わざるを得ない。
あるホームセンターの、ニンジン種「紅香り」を買い占めてしまうほど沢山仕入れて播きましたから。



 一か月余りかけてその大量のニンジン種を播き続けたけれど、間引きが間に合わない。
最悪の畝は、込み過ぎたニンジンの葉が枯れ始める始末。

 先日、そう台風に伴う雨が降り続く中、引き抜きやすいチャンスとばかりに間引き。
夫婦二人で山ほどのニンジンを間引く結果となった。これはほんの序章。



 序章その2は黄色のニンジン「金美EX」です。
昨年は数種類、赤・黄色・白・紫・真紅と色々な種類を播いたのだったが今年は三種類。



 しゃがみこんでニンジンと葉を切り離す仕事は腰がつらいとスベルべママ。
要望に応えて、採ったいや間引いたニンジンを軽トラの荷台に上げます。



 それにしても凄いなー、山ほど採ってもどこを間引いたのかさえ分からない。
例のピーターラビットもスベルべの大切なキャベツや白菜なんて食べないでこっちを食べたらなー。



 帰宅して、スベルべママは朝食の支度。
そして、スベルべトーちゃんはせっせと水道水でニンジンの泥落とし。



 夜なべ仕事で、袋に貼るポップをパソコンで作成。
今朝は、水が切れて乾いたニンジンをサイズ別に分けて袋詰め。

 スーパーに山補と出荷してきたけれども結果やいかに。
お昼休みを兼ねて、所要のために外出。

 スーパーに立ち寄り、買い物をしレジ係に「ごめんね変なニンジンを出して」と言う。
レジ係曰く「このニンジンって甘いのよねー」と美味しさを知って話されたお客さんもいたとか。

 期待するところ大ですね。
昨日は夕方日が沈むまで、種蒔きと水やりでニンジンを間引く暇もなかったけれども・・・・。
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