畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

同級会の前に一仕事

2016-09-09 04:24:05 | 

 同級会が開かれる前日にスベルべママは娘と一泊するために外出。
一人で夜を過ごしたけれども、朝はいつも通りに早起きして山の畑へ。

 長期天気予報の三か月予報で、暑い9月になると言われていたがその通りになった。
雨が降らず、刺すような強い日差しが続いて気温も上昇。秋野菜のスタートは最悪のものとなっている。



 山の畑へ向かう途中で、軽トラに積んだローリータンクに水を汲み込む。
タンクも、エンジンポンプも随分古くなったが、いまだ元気に働いてくれるのです。



 夜明けがきれいで、途中で軽トラを止めてカメラを取り出す。
遠く見える巻機連峰の「牛が岳」付近は白く霧に覆われて見える。



 雨が降らなくても隣の蕎麦畑の蕎麦は元気いっぱい。
8月の中旬に種まきをしたばかりなのに、一か月ほどで花のつぼみを膨らませ始めている。



 畑に着くと雑木林越しに朝日が差し込んできた。
気温が上がり始めるのが分かる。散水を急がなくてはならないぞ。



 雨さえ順調に降ったら、こんな仕事は要らないのになー。
播いたばかりの種は散水し、湿り気を与えてあげなければ発芽しないのです。



 左の畝は「アスパラ菜」でその右は大根3種類。
そしてそのまた右は昨年に引き続き期待のイタリア菜花「チーマディラーバ」です。



 一時間ほどかけて丁寧に如雨露で散水。
この後、いったん帰宅して家の周りの鉢物に余った水を散水。

 そして、家に入り一人で味噌汁を作り静かに朝食。
一人だって、朝食の手は抜かない主義のスベルべの定番朝食です。

 朝食の後、一人でテレビの前に横になりうたた寝をしていたら「ごめんください」と言う大きな声。
大きな声で返事をして玄関に出ても誰もいない。なんとテレビの朝ドラの中の声だったのです。

 一人で苦笑しながら、食器を片付けて再び山の畑へ。
秋野菜の葉物二種類と、大根をたっぷりと播いて、同級会までの時間をつぶしたのでした。

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Who Are You?

2016-09-08 04:00:36 | 自然

 高校の古希の高校同級会の朝です。朝飯前の仕事で山の畑に行く。
先日作った畝に張った、黒のマルチシートの上にはくっきりとした足跡。



 Who Are You?
足跡の主、君は一体だーれ?うーん、これはピーターラビットの親かな。



 少し不思議で少し不安を感じた足跡。
野ウサギにしては、いやにはっきり、クッキリとした爪跡。まさかサルでは・・・・。



 これはよちよち、ヨタヨタとしているから狸だな。
正体さえはっきり分かったら、どって事ないですけれどもね。



 ありゃりゃ、つま先でマルチに穴をあけたやつは誰だ。
姿は狸に似ていても、木登りさえ出来る「ムジナ」、アナグマかも知れない。



 マルチを掛けていない、トラクターで耕したばかりの畑。
人も無げに、縦横無尽、自由自在に歩き回った動物たちの足跡だらけ。



 ま、山の畑は野生の王国の真ん中にあるような存在。
夜になったら、きっと彼らの天国に違いない。

 一度、夜中にそっと行ってみたいような気さえします。
うん、その時は一升瓶を下げて行くしかないでしょうねー。彼等との宴会のために(笑)。
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50年ぶりの再会

2016-09-07 05:32:11 | 暮らし

 一昨日、昨日と一泊で久しぶりの同級会に出席してきました。
越後湯沢温泉まで普通電車に乗って行ったが、社内には一人の同級生の影もない。

 参加者は新幹線や、自家用車の利用者が多かった様子。
一人で駅から会場のホテルまで汗をかきながら歩いた。

 到着すると、ホテルでは三組の同級会がある模様。
自分のクラスの受付を見つけ、やーやーとあいさつを交わすが分からない顔も多い。

 会費と引き換えにもらった参加者名簿をそっと見る始末。
そうですよねー、半世紀50年ぶりに会う同級生さえいたのですから。



 名簿と顔を突き合わせても実はとうとう最後まで思い出せない人物さえいました。
古い卒業アルバムを引っ張り出さなければとも思っているところです。

 ま、ほとんど変わらないと言う化け物のような同級生も居ましたがね。
歯、口の周辺の変化で顔つきも一緒に大きく変容するようです。



 それでも話を交わすうちに、すぐに打ち解け50年前に戻るのも一瞬の内だった。
残念ながら最後まで迷惑をかけてしまった担任の先生が出席されなかったこと。

 事前の情報では出席されるという話だったが86歳という高齢になられ断られたとか。
先生に再開した際の挨拶さえ考えていたスベルべには少し拍子抜け、落胆する事態でした。



 卒業したクラス、40数名の内22名出席は、ま、こんなものかとも思えました。
物故者、居住先不明者もそれぞれ数名ずつ。寂しいことでしたね。

 でも、出席者は全員元気いっぱい。
二時間近い宴会の後も、二次会ではカラオケを歌いまくり、部屋に帰ってまた遅くまで歓談。



 まー、もっとも元気なメンバーの筆頭は誰有ろうスベルべ。
スキンヘッドに近い頭には驚かれたけれど、一緒に入浴しても体の若さ、逞しさに驚かれました。

 朝食でも当然のようにビールが並んだけれども自動車使用者が多い理由もあり、
スベルべが「よしっ、代わりに飲んでやろう」なんてもっとも多く飲んでいましたから。



 はい、最後に22名全員のメンバーをお見せしましょう。
最後はフロントに集合し、次回の幹事を指名して解散となりました。

 帰宅は、長岡に帰る同級生の自動車に便乗。
悪の代表みたいだった彼も、良い家庭、家族に恵まれている様子で一安心。

 何せ、礼服用の生地ドスキンで学生服をオーダーメードまでした男。
「そんなお金どうして工面した」なんて質問に「なーに、米を担ぎ出して売ったのさ」なんて返事。

 「追試験を受けた、成績40番以下のメンバーが記念写真を撮った」なんて話も。
うーん、かろうじて、スベルべはそのメンバーには漏れていたような(大笑)。
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連載80-2「雪祭り」(その2終わり)

2016-09-06 10:38:07 | 旅行

 (雪像をバックにスベルべママ姉妹)

    雪祭り(その2終わり)

 北海道に近付くにつれ天候は荒れ模様になり、札幌へ到着したのは、
電車の遅れにより午後八時近くになった。厳しい吹雪と寒さが歓迎してくれた。

 早速札幌に住む妻の姉の案内で、大通公園の雪像を見物する。
ライトアップされた雪像に降りしきる雪を、懸命に払っている人もいる。
ノルウェーの城を再現した雪像。台湾の建物や石像を模した雪像もあり、
国際色も豊かな祭りになっている。

 念願の雪像見物が出来た妻は寒さも気にならないほど満足した様子だった。
私も妻の願いをかなえられた事に満足と、安心を覚えた。

 翌日は函館。夕方ホテルにチェックインして、すぐに出かける。
居酒屋で腹拵えをして函館山に向かった。ここも吹雪と厳しい冷え込み。
ロープウエーで登り有名な夜景を眺めたが、吹雪で夜景も揺れているようだった。
ほうほうの体でホテルに逃げ帰った。

 翌朝は家に向かうのみ。列車までに有名な函館の朝市に寄り道。
市場内の食堂で朝から海鮮丼を食べ、熱燗のワンカップを頂く。
私の旅の楽しみの一つだ。私も満足した。

 荒れた気候に、帰りの列車も遅れ順送りに繰り下がったが夕方、無事に帰宅した。
決行を思い立ってから帰るまで、嵐のような五日間であった。

               (終わり)
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農天市場に珍客?

2016-09-05 04:39:02 | 暮らし

 農天市場の営業をさぼり、一時帰宅してサツマイモの宣伝ポップを作っていた。
そこにスベルママから電話「トーちゃん、ヒッチハイクの若者が段ボール箱が欲しいって」。

 鹿児島から来て、これから長岡方面へ行きたいのだと言う。
「ヒッチハイクの割には日焼けしていないなー」と言うと、「昨日鹿児島を電車で出ました」なんて。

 たまたま「北堀之内」駅で下車してみたら次の電車まで時間がありすぎて立ち寄ったと言う。
まだ、ヒッチハイクは初めてで、段ボール箱を壊して「長岡」と書きたかったらしい。



 「そんなに簡単には停まってくれないぞ、オジサンが芋を出荷してくるから、
帰ってきても居たら、山の上の風景を見に連れていくよ」なんて言っているうちになんと一発で停車した車が。



 「ありがとうございましたー」と礼の言葉もそこそこに駆け出す若者たち。
軽の乗用車では女性ドライバーが、せっせと車内を整理していらっしゃいます。



 高校生と見紛わんばかりの若い大学生のペアでした。
でも、結構新潟の人って、親切ですねー、と、我ながら感心した一幕でもありました。

 このしばらく後、今度はオートバイのお客さんが来店。
しばらくオートバイ談義を交わしていたけれど、飲食店関係の仕事をしているとも言う。

 並べられた野菜を見、そしてスベルべ夫婦の話を聞いて大感激。
「この店って、なんなんでしょう、宝の山じゃないですか!」なんて言う。

 「あのー、箱を頂けませんか?」なんて言うから家から持ち出してくる。
大きなバッグに段ボール箱を入れ、野菜がつぶれないようにと丁寧に詰め込む。

 「再来週また来ます」なんて言葉を残してオートバイに荷物をネットで固定して出発。
「高速に乗るんでしょ」なんて聞くと「いいえ、下道で帰ります」なんて言葉にまた驚くスベルべ。

 「千キロ二千キロなんてどって事ないですよ」なんて簡単に言う言葉に驚きました。
いわゆる中型オートバイ、400㏄ですからねー、そのあたりが少し心配でしたが、
双方で手を挙げて別れのあいさつを交わし、去っていったのでした。

 さて、昨日はスベルべママは娘と温泉に泊まると農天市場の片付けもそこそこに出発。
スベルべトーちゃんは、一人寂しく、いや一人嬉しくお酒を飲んで風呂に入って就寝。

 実は今日は高校の「古希を祝う同級会」に出席します。
午後から受付ですから、夜が明けたら山の畑で一働きしてきます。

 さて、皆さま明日のアップは遅くなりますが、ジーさんたちの同級会のお話をお楽しみにー。
10年ぶりくらいの同級会と思うけれど、野郎どもだけ仲間ははたしてどうなっているのでしょうか(笑)。
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