伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

いいねぇ

2008-01-14 23:57:59 | Weblog
ゆきたんくは一人っ子である。

兄弟っていいねぇって思った出来事。

先週の土曜日友人の長男が受験だというので、湯島天神に出かけた。
合格セットなどというのを買っていた。雨が降っていて寒く、神社の施設の階段も濡れていた。友人はそこで滑って転んでしまった。運動神経の良い方なのでとっさに受身を取り、難は逃れた。
さすがだったのはその後、「自分が滑っておけば、子供は滑らないだろう。」ってね、頭も良いのね。

そう、その日は寒かったから昼飯はラーメンと決めていた。
今から9年前、ゆきたんくと友人は同じ職場にいた。今は、人事異動のために別の職場で働いてはいるが、時々会って飯を食っているのだ。
そう、9年前に同じ方向に出張の後に入った店に行った。

神田は神保町の「さぶちゃん」である。
知る人ぞ知る、「半チャンラーメン発祥の店」である。

野太い声で「ぇいらっしゃいませぇ~、どうぞぉ~」
すかさず、「半チャンラーメンね」と二人で言う。
9年ぶりの来訪をさぶちゃんは覚えていてくれた。
もっとも二人とも1m80以上あるのだからインパクトはあるよなあ。

出来上がるのを待っている時、背中で声がした。
「車、大丈夫?」
よく見ると後ろの壁板が開いている。
さぶちゃんが、「お客さん車?路駐かな?」というので
ゆ 「駐車場に停めてきましたよ。」
さ 「あぁ、よかった、白山通りはすぐやられるんだよね。」
  「道路側の洋食屋はさぁ、兄弟がやっているからすぐに教えてくれるんだよ。私もね、お客さんには18650円だよって言うんだよ。まぁね、うちらのお客さんじゃなきゃ、どうでもいいけれどねぇ。(笑)」

つまり、半チャンラーメンは650円で食べられて超お得である。それプラス駐車違反の罰金が18000円という計算だ。

見た目も職人でいかついさぶちゃんがこんなに話すとは思わなかった。
また、笑顔がかわいいと言ったら怒られるかな?

半チャンラーメンはとてもおいしくいただいた。今度は全チャンラーメンでもいいなぁ。「また来ますね。」、「待ってますよ。」と挨拶をし、店を後にした。振り返って見ると道路側から洋食屋、さぶちゃん、和食屋と並んでいる。この3つの店を一郎さん、二郎さん、三郎(さぶちゃん)さんの三兄弟で経営していることを前に何かの本で読んだ。さぶちゃんはラーメン雑誌に、洋食・和食の店も神保町を紹介している雑誌に出ていたのを読んだことがあった気がする。

とても珍しいケースだなと思う。
そう言えば、食べている最中にさぶちゃんが「あんちゃん、できたよぉ」と言ってラーメンを店の外に持っていったと思う。仲の良い兄弟だねぇ、羨ましいねぇ。
コメント (2)
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