新年を向かえ、街中はお祭り気分である。日本で失われたお正月の臨場感を感じることができるのだ。 1月1日のこの日、行った先の一つはサウザン・ジャカルタにある「タマン・ミニ・インドネシア・インダー」である。東西がアメリカ大陸に匹敵する幅を持つインドネシアをまるごと展示している施設である。100ヘクタールを超える広大な土地にインドネシア全州のパビリオンが並ぶ。中央の人造湖の周囲には周回する道がある。ジャカルタの街中でも渋滞はつき物であるが、この日は1月1日、人の出も半端ではなくこの周回する道が丸々一週、車で埋まって大渋滞である。自動車が隙間なく詰まっているところで、ちょっとした隙間があろうものならば、そこにオートバイが入ってくる。そうそうに車を降り、歩いて回ることにした。ところが外は30度を超える暑さ。売店の中は暖房状態である。一番みたいと思っていたスマトラのパダンの住居を早い段階で見てしまったのでそこで集中力が途切れてしまっていた。少ない正月休みを、ゆきたんくのためにいろいろと観光させてくれている義兄には申しわけなかった。
しかし住居などは出入りが自由で、各州の様子を見るのには楽々できた。周囲の道路ほど、展示場の方が混んでいなかったのである。3つ4つ回ったが、パビリオンの上ではなんと涼しい。インドネシアの気候にあった造りを再現した住居であるから涼を取り入れる工夫があるのだろう。
今度は乾季に行く機会を持ちたいと思っている。