写真は岩手県にある鍾乳洞の幽玄洞の入り口である。
この奥に見えるガラス戸の先から鍾乳洞である。
近くにはげいび渓があり、風光明媚な所である。
実はこの鍾乳洞というのは、ゆきたんくの三大恐怖症の2つを含んでいるのだ。
①高所恐怖症
②暗所恐怖症
③閉所恐怖症
②③の世界、それが鍾乳洞である。
この写真を見ていただきたい。次男のつっくんが狭い通路を降りていく。それも身をかがめてである。かれよりも二周り体の大きなゆきたんくが通れるのか・・・
狭い通路
ゆきたんくの恐怖症紹介のページではなかった。そう、この幽玄洞という鍾乳洞が日本最古の3億5千万年という地歴を持っていることである。
普通鍾乳洞の岩石の表面はフローストーン(流れ石…)という、水に溶けた石灰石が覆うのが通常である。それは鍾乳石になったり、石筍になったりする。ところが、この幽玄洞はそのフローストーンで覆われる前に土砂が堆積して、鍾乳洞の表面がフローストーンで覆われなかったので、生で地層を見れることになる。すなわち日本で一番古い地歴3万5千万年前の地層が生で見れるわけである。
幽玄洞奥にある浄魂の泉
それもさることながら、地底湖(浄魂の泉)の色の綺麗なこと。そして透き通っているのだ。山口県の秋芳洞に代表されるような大きな鍾乳洞ではない。しかし、生の古地層ばかりか、化石類なども見所満載である。
近くに行った時にはお寄りいただきたい。