相変わらず四国シリーズだ。
旅の楽しみで書かなかったことがある。
それは再会である。
今回の旅では何に再会したか。
何という辺りが、もう人でないような感じでしょう。
そう、あの日からもう6年の歳月が流れたのだ。
あれは2002年の10月4日、仕事で鎌倉に行った。
途中、銭洗い弁財天に寄った。
あまりの暑さに売店でゆずジュースを買って飲んだ。
すごく美味かった。名前は「ごっくん馬路村(うまじむら)」
店の方に「おばさん、これは鎌倉にしかないんですか?」
おば様曰く、「いえいえ、これはね高知県から取り寄せているんですよ。自分で飲んでおいしいと思ってねぇ。」
ということだった。と言うことは関東では手に入らないようなのだ。
今回、四国旅行をするに当たって、その時のことが思い出されたのだ。
人間の記憶の仕組みってどうなっているのだろうか。
しかし、旅行のコースには入っていなかったので、簡単に諦めることができたのだ。
そして高知から徳島に向かっていた時に休憩をとった。
吉野川SA…徳島県三好郡東みよし町…である。
感動の再会を果たす吉野川SAである。
あの日のように喉が渇いていたゆきたんくは売店の飲み物コーナーに目が行った。すると、2度と会えないかもと思っていた黄色のビンに体が吸い寄せられて行った。
売店の棚を飾る、「ごっくん馬路村」
すかさず3本買い、連れの2人にも勧めた。
久しぶりに飲む「ごっくん馬路村」は、やはりゆずの強い香りがして美味かった。
「おい、ひさしぶりだな!」
ゆきたんくはキャップに話しかけてしまった。
このような再会、これも旅の楽しみである。