昨晩から、先ほどまでにかけて所用ででかけていた。
そして、長時間ドライブの時に思い出したことがあった。
友人と運転を交代しながらのドライブであったが、助手席にいる時には、景色を撮るカメラマンと化してしたゆきたんくである。
そして、熱せられた道路がどのようになるか。
「逃げ水」というのをご存知だろうか。
地面が濡れているように見えるのだが、近づくと水などはどこにもない。そればかりか、目の前にあるのは、カラカラに乾いた熱せられた地面なのだ。
子供の頃、田舎に数日預けられれば、その間は遊んで暮らすのは当たり前であった。
そして、中には直線で長い道路が存在していた。その頃(40年前)は舗装なんてしてない、土に砂利が混じった道なんてぇのは田舎では当たり前だった。
ゆきたんくは、晴れの日になると見える、その「水たまり」を今日こそは確認するぞと一生懸命であった。それこそ夜も寝ないで、「水たまり」のことを考えた。
どうすれば、あの水に触ることができるのか。どうすれば見失わないのか。
本気で真剣に考えた。親戚のおじさん、おばさんに聞くなんてつもりは全然なかった。
毎日毎日、一生懸命に水を追いかけた。
そのうちに気がついたことは、雨や曇りの日には出現しないことだった。
理屈は分らないけれど必死になることってこどもの頃は多かったように思う。
「逃げ水」を見てそんなことを思い出したゆきたんくであった。