伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

青春の続きは

2008-08-18 23:37:07 | Weblog

昨日は少し寂しい記事を書いてしまった。

室伏選手の父親の談話では、現役続行とのこと。
本人は腰の痛みについては語らず。

「自分のできることをやった。」ことの大切さを以前から話していた。
 ハンマーヘッドの加速についての博士論文を書いていることから、それを検証しなくてはならない立場にもある。それを自らの体をでやるのか、他の選手がやるのかでは自分の人生における満足度も違ってくるのではないだろうか。

 昨日の記事を、自分の耳に入ってきた事実を元に、自分のものさしの常識で膨らませてしまって、室伏選手には申し訳ないと思っている。

 そして、それを長男のおーちゃんの引退に絡めてドラマチックな展開にひたっていたのかもしれない。

 室伏選手の青春は「ハンマー投げ」なのだろう。今から30年ほど前、八カ国対抗陸上という大会があった。その時のハンマー投げ日本代表は室伏重信選手だった。
 その室伏選手を見たいために集中していたのだが、目の前の通路で騒いでいる子供がいた。
 「パパァー、頑張れー」と繰り返し叫んでいた。
 競技を終えた室伏選手は、私の近くのスタンド席に座った。さっきの子供はその席に走りよっていった。そう、その子供が広治選手だったのだ。
 まだ3~4歳の頃だ。その頃からハンマーに親しんでいたという。人生の殆どをハンマー投げとともに過ごしてきたのだ。

 これからの残り少ない現役生活を、自らの研究の検証材料として完全燃焼するのだろう。自らの肉体がその検証に耐えられなくなった時、彼に変わるタレントが日本に存在するのだろうか。学者・指導者としての彼の人生がロンドン・オリンピック以降に始まるのかもしれない。

 バレーボールでいうアメリカ監督の郎平氏(中国)のように他国のコーチになっている可能性もある。旧ソ連(ロシア)のリトビノフ選手(ハンマー投げ…世界歴代3位86m06)は世界歴代2位のイワン・ティホン選手と世界歴代4位のワジム・デビャトフスキー選手のベラルーシ勢を育てている。
 室伏選手も英語をはじめ、言葉には堪能だというから可能性が高いだろう。
まずは、自らの肉体で検証・考察し強い日本人選手を育てる指導者になっていただきたい。

 そうすると私も、長男のおーちゃんもずっと青春をしていられる気になるからだ。

これからも室伏選手には、様々な形で頑張っていただきたい。

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