昨日から、DVDを聞き倒しております。「雲のむこう、約束の場所」
「心の砕ける音」に動揺したのは、数日前。どうにもたまらずに先ほど気持ちを書いてみたけれど、それと同時に、こんなこともしてました。
日中、一人の時間に映像を観るのは、PC相手に仕事をしている私は時間的にも目の疲れ的にも(?)無理。だから。
聞き倒す。
も、子どもたちが学校に行っている間の仕事中はずーっと、PCの稼動音に負けない音にして繰り返し聞いておりました。
で、聞いていたら。
どうしようもない言葉にできない「孤独感」っていうものを、昔から持っている私の心の中の状態を、ある意味この作品で表現してくれているように感じ出しています。
なんだろうな。
ヒロキの東京での生活。その語りの部分。そして、タクヤの、1回目では理解できなかった「苛立ち」それが、どんどん心の中で形になって、しみこんでくる感じ。
サユリの、どこまでも誰もいない世界に取り残される気持ちが、こころに寄り添ってくる感じ。
吉岡さんがとても難しかったという、東京での生活の語りのところが、とても私は心に留まりしみこみ共感している。ヒロキの声とせりふと、作品全体の雰囲気がやはりぴったりハマッたからなのかな。
映画館で観たときよりも、先日DVDが届いたところで観たときよりも、この二日間聞き倒した今になって、ようやくとても心に響いてきた作品。
DVD買ってよかった。そう思ってしまいました。
初回でひとめぼれする作品もいいけれど、こういうじっくりと何度も観ているうちにしみこんでくる作品っていうのも、なかなかないし、いいなあーと思う。
こういう形での作品への出会いは、やはり吉岡秀隆という人を大好きだーと思って、そんな仲間ができて、だからこそ、なんだろうな。そうでなければ、耳にしても映画館は絶対行かなかったし、作品を手に取ることはなかっただろうから。