オバマ政権がアジア回帰を打ち出したのは、2011年末でした。日本は、民主党政権で、普天間基地の移転を政府が県外か国外と叫んでいた時でした。
オバマ政権は、そんな日本の態度や、中国の核の射程外となる事への配慮からも、海兵隊の主力をハワイ、グアム、日本のローテーションから、豪を含めた4か所のローテーションに変更し、中国囲い込を強化していました。
しかし、第二次政権のスタートで、国務長官、国防長官が交代すると、中国包囲網から一転、中国との貿易重視政策に転換し、新二大大国時代などと唱しはじめてしまっていました。
更に、リビアへの対応以来、クリミアのロシア進軍を許すに至る間のオバマ氏の言動は、世界の失望を買うことになり、信頼を大きく損ないましたね。
そして、一連のオバマ氏の言動から、オバマ政権は、「口先番長」だと見下した中国が東南両シナ海で、領有権争いを頻発させ始めています。
ところが、ごく最近の米国は、中国非難を発信する方向に転換し始めたことは、諸兄がご承知の通りです。そして、「口先番長」の声が聞こえたかどうかは判りませんが、行動も示し始め、海兵隊の豪州での訓練を強化と言う行動を示したのだそうです。 . . . 本文を読む
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