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沖縄県は、1972年の本土復帰から50年を迎え、15日沖縄と東京の 2会場で記念式典が開催されました。
米軍の沖縄上陸戦では、県民の一般市民の方々にも多くの犠牲者が出ました。
太田中将が自決前に、海軍中将あてに打電した、「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」の電文は、今でも多くの日本人に伝承されています。
また、同時に、沖縄の海上戦でも、対空戦力が劣勢と判っていながら防衛に出撃し撃沈された戦艦大和にも、日本国中の出身の将兵が参戦、戦死しました。
そして敗戦後米軍の統治下におかれた沖縄が、1972年5月15日に日本に返還されたのでした。
記念式典では、天皇陛下、岸田首相、玉城知事等の式辞を始め、メディアや解説者などの多くのコメントが発せられました。
戦禍の悲惨さに続く、占領下(外国扱いで往来にパスポートが必要)、復帰後も続いた基地の町の事故や事件の話。
歴史を忘れないためと、現状の再認識の為の多くの議論がなされることには、全く異論はありません。
しかし、それらの解説や、議論には、今現在の変化しつつある重大な状況について語られるのは聞かれません。
こうした記念日が、記念日として終わってしまうのは、現状と未来についての議論がなおざりだからではないでしょうか。
特に、尖閣諸島≒沖縄≒日本に侵入を繰り返す中国についての議論が、すっぽり抜け落ちて、米軍基地を排除する話が姦しい。
今回、産経新聞が、中国の動きも併せて記事にしていただいていて、ウクライナへの国連常任理事国のロシアの侵攻が行われ、世界中がそれぞれの国の対応が問われるなか、中国による台湾侵攻=尖閣諸島同時侵攻の危機をかかえる沖縄の防衛にかかわる記事がみつかりましたので、取り上げさせていただきました。
中国は記念式典があった15日も、武装した海警局船を尖閣諸島周辺海域に侵入させ、中国空母「遼寧」は今月に入って10日以上も沖縄近海で艦載機の発着艦を繰り返していると、産経。
岸田首相の式辞の中国の侵略と、米軍基地に関する部分は「日米同盟の抑止力を維持しながら、(在日米軍の)基地負担軽減の目にみえる成果を着実に積み上げてまいります」だったと。(全文はチェック出来ていません)
相変わらずの具体性に疑問がある言葉遊び。
尖閣の防衛に日米同盟で米国が関与する基は、日本が実効支配していることが前提とは、クリントン国務長官時代に確認され、トランプ政権、バイデン政権と引き継がれていること。
なので、中国が尖閣を実効支配しようと、海警を定期巡回し、沖縄の漁船が近づくのを排除しようとしているとは、諸兄がご承知のこと。
また、習近平の台湾武力併合が取沙汰される今日、ロシアのウクライナ侵攻の行方と共に、成り行きが注目されている事も衆知の現状。
ここは、日本の首相として、「日米同盟の抑止力」ではなく、武力による侵略は許されないと言及・牽制すべきところ。
ロシアによるウクライナ侵攻は、台湾有事や沖縄有事に連動しかねないが、現地・沖縄では危機意識に甘さも感じると世良氏。
玉城知事の式辞には、岸田首相同様に、中国の軍事的覇権拡大という「今そこにある危機」についての言及はなかったと。
「八重山日報」の編集主幹、仲新城誠氏は「世界規模で安全保障環境が激変するなか、沖縄は時代に取り残されている印象を受ける。現地メディアの本土復帰に関する報道も、経済発展などのプラス面には目を向けず、『基地負担は変わらない』という論調が多い。」と。
さらに、「玉城知事の式辞は『過重な基地負担』には言及していたが、現実の安全保障環境を直視しているとは思えない。県民の意識調査や取材でも米軍に違和感を持つ人は多いが、自衛隊への信頼感は飛躍的に高まっている。自衛隊の役割を強化して、沖縄における抑止力強化を維持していく必要があるのではないか」と強調しておられるのだそうです。
ロシアの侵攻に対し、ウクライナはNATOにも、EUにも属しておらず、欧米との同盟関係がなく、しかも、早々にバイデン氏がロシアの侵攻に対し、米軍を参戦させることはないと明言したため、プーチンは侵攻に踏み切ったと言われています。
しかし、ウクライナは国民挙げて祖国を護ろうと団結して巨大なロシア軍に立ち向かった。その姿勢に、欧米各国が軍事装備や、衛星等から得られるロシア軍の動き(標的)他の情報も支援。
今では、不利と言われた東部の戦車戦で圧勝。露軍の敗退の事態を招いています。
日本の防衛では、頼りは日米同盟。
しかし、日本が何もしないのに米軍が助けてくれることはありません。
まず、日本の自衛隊が自国の防衛に先頭に立って動く。そこで初めて米国が支援してくれる。
なので、自衛隊の闘える力が必要で、それが抑止力にもなるのですね。
その意味では、沖縄でも自衛隊への理解はすすんでいるのだそうですね。
連日の海警の侵入や、台湾への圧力行使をまのあたりにされている沖縄の方々。対中抑止力が要らないというのは、中国のスパイくらいか、よほどの平和ボケ。
一時は拒否反応のあった、自衛隊配備増強が受け入れられるようになり、進められていますね。
最西端の与那国島。駐在の警官の 2丁の拳銃だけが護りの武器といわれていましたが、太平洋と往来する中国の軍艦監視のレーダー基地受け入れが成りましたね。
その他にも、自衛隊の配備は、地元での受け入れが進み、急ピッチで進んでいるのですね。
約2千人の隊員を率いる立場になった蛯原准陸尉はウクライナ侵攻後、隊員にこんな言葉をかけるようにしているのだそうです。
「ウクライナでは国家間のパワーバランスが崩れて、戦争が起きてしまった。沖縄にいるわれわれが日々訓練して抑止力を高める意義は、今まで以上に高まっている」
【沖縄復帰50年】自衛隊への理解進む沖縄 緊張感高まる東アジア、増す重要度 - 産経ニュース
# 冒頭の画像は、沖縄復帰50周年記念式典
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/c5/2c4e9a39ee57f029207ad9021fc444c9.jpg)
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米軍の沖縄上陸戦では、県民の一般市民の方々にも多くの犠牲者が出ました。
太田中将が自決前に、海軍中将あてに打電した、「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」の電文は、今でも多くの日本人に伝承されています。
また、同時に、沖縄の海上戦でも、対空戦力が劣勢と判っていながら防衛に出撃し撃沈された戦艦大和にも、日本国中の出身の将兵が参戦、戦死しました。
そして敗戦後米軍の統治下におかれた沖縄が、1972年5月15日に日本に返還されたのでした。
記念式典では、天皇陛下、岸田首相、玉城知事等の式辞を始め、メディアや解説者などの多くのコメントが発せられました。
戦禍の悲惨さに続く、占領下(外国扱いで往来にパスポートが必要)、復帰後も続いた基地の町の事故や事件の話。
歴史を忘れないためと、現状の再認識の為の多くの議論がなされることには、全く異論はありません。
しかし、それらの解説や、議論には、今現在の変化しつつある重大な状況について語られるのは聞かれません。
こうした記念日が、記念日として終わってしまうのは、現状と未来についての議論がなおざりだからではないでしょうか。
特に、尖閣諸島≒沖縄≒日本に侵入を繰り返す中国についての議論が、すっぽり抜け落ちて、米軍基地を排除する話が姦しい。
今回、産経新聞が、中国の動きも併せて記事にしていただいていて、ウクライナへの国連常任理事国のロシアの侵攻が行われ、世界中がそれぞれの国の対応が問われるなか、中国による台湾侵攻=尖閣諸島同時侵攻の危機をかかえる沖縄の防衛にかかわる記事がみつかりましたので、取り上げさせていただきました。
沖縄本土復帰50年に中国の影 尖閣周辺で中国船30日連続確認、空母「遼寧」発着艦も繰り返す 「日本は『安全保障上の危機』を覚悟」識者 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2022.5/16
沖縄県は15日、1972年の本土復帰から50年を迎え、沖縄と東京の2会場で記念式典が開催された。岸田文雄首相や玉城デニー知事らは式辞で、沖縄経済の発展や、人材育成、沖縄や世界の平和、基地負担軽減などに言及した。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、国際秩序の根幹は大きく揺らいでいる。中国は記念式典があった15日も、武装した海警局船を同県・尖閣諸島周辺海域に侵入させ、中国空母「遼寧」は今月に入って10日以上も沖縄近海で艦載機の発着艦を繰り返している。沖縄や日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増すばかりだ。
「日米同盟の抑止力を維持しながら、(在日米軍の)基地負担軽減の目にみえる成果を着実に積み上げてまいります」「世界の平和と沖縄のさらなる発展を祈念します」
岸田首相は15日の記念式典でこう語った。
沖縄のさらなる成長に向けて、岸田首相は振興策を国家戦略に位置付けて取り組む方針も表明した。1人当たりの県民所得の向上、子どもの貧困解消なども課題に挙げた。
ただ、沖縄を取り巻く、安全保障環境は厳しい。
尖閣諸島周辺海域で15日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。うち1隻は機関砲のようなものを搭載していた。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは30日連続となる。
さらに、防衛省統合幕僚監部は15日、沖縄県・沖大東島の南西約300キロ付近で14日、中国海軍の空母「遼寧」から艦載戦闘機やヘリコプターが発着したのを確認したと発表した。
防衛省によると、遼寧での発着艦は今月3日から12日まで連日確認された。14日の発着艦は午前9時ごろから午後9時ごろまであり、ミサイル駆逐艦2隻と高速戦闘支援艦1隻もともに航行したという。
沖縄本土復帰50年の記念式典に合わせるような、中国側の動きをどう見るか。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「中国空母『遼寧』での発着艦などは、沖縄での記念式典を意識した圧力とみていい。ロシアによるウクライナ侵攻は、核保有国が『力による現状変更をできる』という口実を中国に示した。中国は『一つの中国』と主張する台湾だけでなく、沖縄の強奪も最終的な目標として視野に入れる可能性がある。侵攻に踏み切るかは、習近平国家主席の判断次第という状況にある。日本は、沖縄を最前線とした『安全保障上の危機』を覚悟しなければならない」と語った。
ロシアによるウクライナ侵攻は、台湾有事や沖縄有事に連動しかねないが、現地・沖縄では危機意識に甘さも感じる。
玉城知事は15日の式典で、「すべての県民が真に幸福を実感できる平和で豊かな沖縄の実現に向けて誠心誠意取り組んでいただきますよう申し上げます」「アジア太平洋地域の持続的安定と平和に貢献し、県民が描く自立と自主性が尊重された未来に向かって邁進(まいしん)してまいります」などと語った。
■仲新城氏「自衛隊の役割強化を」
「平和」は極めて重要である。ただ、玉城知事の式辞には、中国の軍事的覇権拡大という「今そこにある危機」についての言及はなかった。これは、岸田首相の式辞も同じである。
沖縄の日刊紙「八重山日報」の編集主幹、仲新城誠氏は「世界規模で安全保障環境が激変するなか、沖縄は時代に取り残されている印象を受ける。現地メディアの本土復帰に関する報道も、経済発展などのプラス面には目を向けず、『基地負担は変わらない』という論調が多い。当日の紙面も『失望』『苦悩』『憂鬱』など見出しが躍り、政府批判でかき消されていた」と語る。
この傾向は、東京の一部メディアも同様だ。
仲新城氏は「玉城知事の式辞は『過重な基地負担』には言及していたが、現実の安全保障環境を直視しているとは思えない。県民の意識調査や取材でも米軍に違和感を持つ人は多いが、自衛隊への信頼感は飛躍的に高まっている。自衛隊の役割を強化して、沖縄における抑止力強化を維持していく必要があるのではないか」と強調した。
沖縄県は15日、1972年の本土復帰から50年を迎え、沖縄と東京の2会場で記念式典が開催された。岸田文雄首相や玉城デニー知事らは式辞で、沖縄経済の発展や、人材育成、沖縄や世界の平和、基地負担軽減などに言及した。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、国際秩序の根幹は大きく揺らいでいる。中国は記念式典があった15日も、武装した海警局船を同県・尖閣諸島周辺海域に侵入させ、中国空母「遼寧」は今月に入って10日以上も沖縄近海で艦載機の発着艦を繰り返している。沖縄や日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増すばかりだ。
「日米同盟の抑止力を維持しながら、(在日米軍の)基地負担軽減の目にみえる成果を着実に積み上げてまいります」「世界の平和と沖縄のさらなる発展を祈念します」
岸田首相は15日の記念式典でこう語った。
沖縄のさらなる成長に向けて、岸田首相は振興策を国家戦略に位置付けて取り組む方針も表明した。1人当たりの県民所得の向上、子どもの貧困解消なども課題に挙げた。
ただ、沖縄を取り巻く、安全保障環境は厳しい。
尖閣諸島周辺海域で15日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。うち1隻は機関砲のようなものを搭載していた。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは30日連続となる。
さらに、防衛省統合幕僚監部は15日、沖縄県・沖大東島の南西約300キロ付近で14日、中国海軍の空母「遼寧」から艦載戦闘機やヘリコプターが発着したのを確認したと発表した。
防衛省によると、遼寧での発着艦は今月3日から12日まで連日確認された。14日の発着艦は午前9時ごろから午後9時ごろまであり、ミサイル駆逐艦2隻と高速戦闘支援艦1隻もともに航行したという。
沖縄本土復帰50年の記念式典に合わせるような、中国側の動きをどう見るか。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「中国空母『遼寧』での発着艦などは、沖縄での記念式典を意識した圧力とみていい。ロシアによるウクライナ侵攻は、核保有国が『力による現状変更をできる』という口実を中国に示した。中国は『一つの中国』と主張する台湾だけでなく、沖縄の強奪も最終的な目標として視野に入れる可能性がある。侵攻に踏み切るかは、習近平国家主席の判断次第という状況にある。日本は、沖縄を最前線とした『安全保障上の危機』を覚悟しなければならない」と語った。
ロシアによるウクライナ侵攻は、台湾有事や沖縄有事に連動しかねないが、現地・沖縄では危機意識に甘さも感じる。
玉城知事は15日の式典で、「すべての県民が真に幸福を実感できる平和で豊かな沖縄の実現に向けて誠心誠意取り組んでいただきますよう申し上げます」「アジア太平洋地域の持続的安定と平和に貢献し、県民が描く自立と自主性が尊重された未来に向かって邁進(まいしん)してまいります」などと語った。
■仲新城氏「自衛隊の役割強化を」
「平和」は極めて重要である。ただ、玉城知事の式辞には、中国の軍事的覇権拡大という「今そこにある危機」についての言及はなかった。これは、岸田首相の式辞も同じである。
沖縄の日刊紙「八重山日報」の編集主幹、仲新城誠氏は「世界規模で安全保障環境が激変するなか、沖縄は時代に取り残されている印象を受ける。現地メディアの本土復帰に関する報道も、経済発展などのプラス面には目を向けず、『基地負担は変わらない』という論調が多い。当日の紙面も『失望』『苦悩』『憂鬱』など見出しが躍り、政府批判でかき消されていた」と語る。
この傾向は、東京の一部メディアも同様だ。
仲新城氏は「玉城知事の式辞は『過重な基地負担』には言及していたが、現実の安全保障環境を直視しているとは思えない。県民の意識調査や取材でも米軍に違和感を持つ人は多いが、自衛隊への信頼感は飛躍的に高まっている。自衛隊の役割を強化して、沖縄における抑止力強化を維持していく必要があるのではないか」と強調した。
中国は記念式典があった15日も、武装した海警局船を尖閣諸島周辺海域に侵入させ、中国空母「遼寧」は今月に入って10日以上も沖縄近海で艦載機の発着艦を繰り返していると、産経。
岸田首相の式辞の中国の侵略と、米軍基地に関する部分は「日米同盟の抑止力を維持しながら、(在日米軍の)基地負担軽減の目にみえる成果を着実に積み上げてまいります」だったと。(全文はチェック出来ていません)
相変わらずの具体性に疑問がある言葉遊び。
尖閣の防衛に日米同盟で米国が関与する基は、日本が実効支配していることが前提とは、クリントン国務長官時代に確認され、トランプ政権、バイデン政権と引き継がれていること。
なので、中国が尖閣を実効支配しようと、海警を定期巡回し、沖縄の漁船が近づくのを排除しようとしているとは、諸兄がご承知のこと。
また、習近平の台湾武力併合が取沙汰される今日、ロシアのウクライナ侵攻の行方と共に、成り行きが注目されている事も衆知の現状。
ここは、日本の首相として、「日米同盟の抑止力」ではなく、武力による侵略は許されないと言及・牽制すべきところ。
ロシアによるウクライナ侵攻は、台湾有事や沖縄有事に連動しかねないが、現地・沖縄では危機意識に甘さも感じると世良氏。
玉城知事の式辞には、岸田首相同様に、中国の軍事的覇権拡大という「今そこにある危機」についての言及はなかったと。
「八重山日報」の編集主幹、仲新城誠氏は「世界規模で安全保障環境が激変するなか、沖縄は時代に取り残されている印象を受ける。現地メディアの本土復帰に関する報道も、経済発展などのプラス面には目を向けず、『基地負担は変わらない』という論調が多い。」と。
さらに、「玉城知事の式辞は『過重な基地負担』には言及していたが、現実の安全保障環境を直視しているとは思えない。県民の意識調査や取材でも米軍に違和感を持つ人は多いが、自衛隊への信頼感は飛躍的に高まっている。自衛隊の役割を強化して、沖縄における抑止力強化を維持していく必要があるのではないか」と強調しておられるのだそうです。
ロシアの侵攻に対し、ウクライナはNATOにも、EUにも属しておらず、欧米との同盟関係がなく、しかも、早々にバイデン氏がロシアの侵攻に対し、米軍を参戦させることはないと明言したため、プーチンは侵攻に踏み切ったと言われています。
しかし、ウクライナは国民挙げて祖国を護ろうと団結して巨大なロシア軍に立ち向かった。その姿勢に、欧米各国が軍事装備や、衛星等から得られるロシア軍の動き(標的)他の情報も支援。
今では、不利と言われた東部の戦車戦で圧勝。露軍の敗退の事態を招いています。
日本の防衛では、頼りは日米同盟。
しかし、日本が何もしないのに米軍が助けてくれることはありません。
まず、日本の自衛隊が自国の防衛に先頭に立って動く。そこで初めて米国が支援してくれる。
なので、自衛隊の闘える力が必要で、それが抑止力にもなるのですね。
その意味では、沖縄でも自衛隊への理解はすすんでいるのだそうですね。
連日の海警の侵入や、台湾への圧力行使をまのあたりにされている沖縄の方々。対中抑止力が要らないというのは、中国のスパイくらいか、よほどの平和ボケ。
一時は拒否反応のあった、自衛隊配備増強が受け入れられるようになり、進められていますね。
最西端の与那国島。駐在の警官の 2丁の拳銃だけが護りの武器といわれていましたが、太平洋と往来する中国の軍艦監視のレーダー基地受け入れが成りましたね。
その他にも、自衛隊の配備は、地元での受け入れが進み、急ピッチで進んでいるのですね。
約2千人の隊員を率いる立場になった蛯原准陸尉はウクライナ侵攻後、隊員にこんな言葉をかけるようにしているのだそうです。
「ウクライナでは国家間のパワーバランスが崩れて、戦争が起きてしまった。沖縄にいるわれわれが日々訓練して抑止力を高める意義は、今まで以上に高まっている」
【沖縄復帰50年】自衛隊への理解進む沖縄 緊張感高まる東アジア、増す重要度 - 産経ニュース
# 冒頭の画像は、沖縄復帰50周年記念式典
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