遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

尖閣諸島を自国領土と主張する中国 日本はしつこく反論すべき

2020-05-19 01:26:21 | 東シナ海尖閣諸島
 中国の「海警」が、尖閣諸島の領海で操業していた与那国島の漁協に所属する日本漁船を追尾した件は既に取り上げさせていただきました。
 しつこく、再度とりあげさせていただくのは、わが国の領土や主権に係る一大事であるにも関わらず、国内の偏向オールドメディアは、検察庁法改正案で世論を煽ることには熱心でも、こちらの報道は産経新聞くらいしか取り上げないからです。
 嘘を繰り返し主張し続け、世論でその嘘が本当であるかの様に思わせる中国の常套手段。
 それに対抗するには、こちらも負けずに反論を繰り返すことが肝要だからです。
 米国は、覇権拡大を目論む中国には、与野党一致して対抗し、しつこさで負けない様世論戦だけでなく、行動でも対抗しています。
 それが、国家の主権を護る、普通の国の姿ですね。
 
【主張】尖閣諸島 中国の主張は荒唐無稽だ - 産経ニュース 2020.5.17

 尖閣諸島(沖縄県)周辺の領海に侵入した中国海警局の公船2隻が、付近で操業していた日本漁船を追尾した。海上保安庁の巡視船が割って入り、中国公船に領海から出るよう警告した。

 巡視船が尖閣の守りを果たしたのは心強い。

 政府は中国に抗議したが、中国公船は3日にわたり領海侵入を重ねた。

 中国海警局はブログで「(同局の)艦隊が8日、中国の釣魚島(尖閣の中国名)の領海内を巡視している」と宣伝した。
中国外務省報道官は海保巡視船が「違法な妨害を行った」と非難した。中国公船が「違法操業」の日本漁船を「法に基づいて追尾・監視」したとも語った。

 「盗人たけだけしい」とはこのことだ。
違法行為を働いたのは中国側のほうである。

 尖閣諸島は日本固有の領土である。尖閣海域で法執行を行う権利を一切持たない
中国海警局による行動は、日本の主権を踏みにじるもので、到底容認できない。

 とりわけ今は、新型コロナウイルスをめぐり国際協力が欠かせないときだ。中国側の挑発はこれに水を差すだけである。

 そもそも、
尖閣は自分のものだという中国の主張が荒唐無稽なのである。尖閣は明治28年に沖縄県に編入された。中国から奪ったわけではない


 
中国は尖閣を日本領だと長く認めてきた。中華民国の長崎領事は大正8年、遭難して尖閣に漂着した中国・福建省の漁民31人を救援した日本人へ感謝状を出した。そこには「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」と記されていた。
 中華人民共和国の建国後、共産党機関紙「人民日報」(昭和28年1月8日付)は琉球諸島を構成する島々の一つに「尖閣諸島」を挙げていた。
 
中国が尖閣への領有権を唱えだしたのは昭和46年12月である。国連機関により周辺に海底油田がある可能性が指摘されてからだ
 中国が尖閣を先に見つけたというが証拠はない。また、発見や地理的な距離だけでは領有権を正当化できない。

 国際法上、領有する意思のもとで持続的かつ平和的に領有主権を行使していなければならないからだ。その点から尖閣が日本の島であることは明白である。

 中国は平和を乱す強欲な野望を捨てるべきだ。


 海上保安庁の巡視船が割って入り、中国公船に領海から出るよう警告しことなきを得たのはなによりでした。

 尖閣諸島の護りについての日米同盟の適用については、領土争いには介入しない米国ですが、日本が実効支配している事実を基に、日米同盟の対象とすると、オバマ政権時代にクリントン国務長官が公言していただきました。
 以来、中国は、「海警」の大型化と建造数拡大を進め、尖閣近海の巡回を増強し、実効支配の実績造りに励んでいるのですね。
 日本も海保の巡視船の増強を図ろうとしていますが、大型化や量においては比べ物にならないことは、諸兄がご承知の通りですね。
 米軍の抑止力があってこその、尖閣防衛=沖縄防衛=日本の主権防衛がギリギリ保てている状況ですね。

 中国外務省報道官は海保巡視船が「違法な妨害を行った」と非難。中国公船が「違法操業」の日本漁船を「法に基づいて追尾・監視」したと堂々と世界に向け発信。
 産経・主張が「盗人たけだけしいとはこのことだ。違法行為を働いたのは中国側のほうである」と主張する通りですね。

 中国が尖閣への領有権を唱えだしたのは昭和46年12月である。国連機関により周辺に海底油田がある可能性が指摘されてから。
 人民日報で、中国共産党政権は、尖閣諸島は琉球諸島を構成する島々の一つと主張しているのだそうですが、琉球国は、薩摩藩と唐との両方と交易していて、島津侵攻を契機として、幕藩制支配下に組み込まれたのですね。
 琉球・沖縄歴史再考1 

 勿論、尖閣諸島が中国の支配下にあったことはありません。

 そんな国のトップを国賓で招くとは、とんでもない話です。武漢肺炎の世界的感染拡大の中、中止となったのは、元寇が台風のおかげで壊滅できたと同じ、国防にとっては幸運でした。 

 国際世論戦で、日本は広く中国の武力侵略の現状を喧伝し、世論戦に打ち勝たねばなりません。



 # 冒頭の画像は、中国海警局の「海警1304」


 
  千日紅とヒメアカタテハ


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写真素材のピクスタ


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尖閣諸島灯台物語
日本は国境を守れるか (プレイブックス・インテリジェンス)






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