日豪で、軍事機密など安全保障全般に関する情報保護協定の締結に合意することが明らかになったのだそうです。
日本は、情報保護協定を米国、NATO、フランスと締結していて、オーストラリアは 4例目になるのだそうです。日本が安全保障について条約を結び同盟国となっているのは米国ですが、オーストラリアとは、日豪安保共同宣言を締結していて、準同盟国となっていましたから、遅すぎた感はありますが、南シナ海や東シナ海、西太平洋、インド洋の中国による不安定要素の拡大に備えるには、大きな前進となりますね。
明るいニュースが少ない中で、アジアの海洋の安全保障が混迷し、日本のリーダーシップがASEAN各国から期待されることに応える、久々のクリーンヒットと言えます。
親日派のジョン・ハワード氏から、当初親中派とされたケビン・ラッド氏に政権交代したオーストラリアとの関係は、一時停滞感がありました。中国への接近を図っていたラッド氏も、やがて中国と一線を画すようになり、ジュリア・ギラード首相に代わってからは、震災被災地にいち早く訪問いただき、世界に対し放射能汚染の風評を打ち消す行動を示していただくなど、再び両国関係の絆を強める方向へ進み始めていました。
繰り返しになりますが、日本の安全保障の同盟国は米国で、、日豪安保共同宣言を締結していて、準同盟国となっているのがオーストラリアです。
捕鯨に関しては対立していますが、資源を多く依存している、大切なパートナーでもあります。かつて戦火を交えたとはいえ、相互に友好を深めあう関係です。イラクに派遣した自衛隊は、イギリス軍撤退後は、オーストラリア軍に護っていただきました。(軍隊なのに軍隊に護ってもらわねばならないという情けなさは、ここでは触れません。)インド洋に派遣していた海自の補給艦では、少しはお返しができていました。余談ですが、遊爺は、体にも財布にもヘルシーで良いOGビーフを愛食してささやかなお返しをしています。(笑)
記事に書かれていますが、70年前に旧日本軍が空爆した地で、今は中国包囲網で米国が海兵隊を駐留させるダーウィンで、情報保護協定の調印式が行われ、日米豪3カ国の連携を世界に示し、アジアの安全と平和に一搭堡を築くこととなるのは、喜ばしいかぎりです。
この花の名前は、大文字草 撮影場所=六甲高山植物園
↓よろしかったら、お願いします。
日本は、情報保護協定を米国、NATO、フランスと締結していて、オーストラリアは 4例目になるのだそうです。日本が安全保障について条約を結び同盟国となっているのは米国ですが、オーストラリアとは、日豪安保共同宣言を締結していて、準同盟国となっていましたから、遅すぎた感はありますが、南シナ海や東シナ海、西太平洋、インド洋の中国による不安定要素の拡大に備えるには、大きな前進となりますね。
日豪が安保情報協定 米の新戦略支援 (1/10 産経)
日本、オーストラリア両政府が、軍事機密など安全保障全般に関する情報保護協定の締結に合意することが9日、分かった。外務省は2月に政務三役をオーストラリアに派遣し、調印式を行う方向で調整している。米国がオーストラリアへの海兵隊駐留を決めるなど、アジア太平洋地域を最優先する新外交・安保戦略を描く中、日豪関係の強化は、米国を側面から支えることになる。
情報保護協定は、秘密情報を政府間で交換する際の管理規則を定めたもので、受け取った情報を第三国に提供することを禁止する。情報を受け取った政府は、情報を提供した政府が行っている保護と同じレベルの保護をしなければならない。締結されれば、秘密情報の提供や受け取りを円滑に行うことが期待できる。
日本はすでに、こうした情報保護協定を米国、北大西洋条約機構(NATO)、フランスと締結しており、オーストラリアと締結されれば4例目となる。
米国が「アジア太平洋シフト」を宣言したのは、南シナ海などで海洋権益拡大を図る中国を牽制(けんせい)する狙いがあり、日豪で安全保障全般に関する情報を共有する意義は近年、ますます大きくなっている。
日豪両政府は平成19年3月、安倍晋三首相とハワード首相(ともに当時)がアジア太平洋地域の平和と安定に向けて安保協力を強化させる共同宣言に署名しており、情報保護協定の締結は、この共同宣言の延長線上に位置づけられる。
平成24年2月は、旧日本軍がオーストラリア・ダーウィンを空爆してから70年という節目の年にあたり、現地で式典を予定している。外務省は式典に政務三役を派遣する方向で調整しており、これにあわせて、情報保護協定締結の調印式が行われる見通しだ。米国が海兵隊を駐留させるのもダーウィンだ。この地で情報保護協定の調印式を行うことで、日米豪3カ国の連携を印象づける狙いもありそうだ。
日豪の安保協力をめぐっては、昨年11月に野田佳彦首相がインドネシア・バリ島でギラード首相と会談し、双方の外務、防衛担当閣僚による協議(2プラス2)を早期に開催することで合意。両政府は開催に向け調整を急いでいる。
日本、オーストラリア両政府が、軍事機密など安全保障全般に関する情報保護協定の締結に合意することが9日、分かった。外務省は2月に政務三役をオーストラリアに派遣し、調印式を行う方向で調整している。米国がオーストラリアへの海兵隊駐留を決めるなど、アジア太平洋地域を最優先する新外交・安保戦略を描く中、日豪関係の強化は、米国を側面から支えることになる。
情報保護協定は、秘密情報を政府間で交換する際の管理規則を定めたもので、受け取った情報を第三国に提供することを禁止する。情報を受け取った政府は、情報を提供した政府が行っている保護と同じレベルの保護をしなければならない。締結されれば、秘密情報の提供や受け取りを円滑に行うことが期待できる。
日本はすでに、こうした情報保護協定を米国、北大西洋条約機構(NATO)、フランスと締結しており、オーストラリアと締結されれば4例目となる。
米国が「アジア太平洋シフト」を宣言したのは、南シナ海などで海洋権益拡大を図る中国を牽制(けんせい)する狙いがあり、日豪で安全保障全般に関する情報を共有する意義は近年、ますます大きくなっている。
日豪両政府は平成19年3月、安倍晋三首相とハワード首相(ともに当時)がアジア太平洋地域の平和と安定に向けて安保協力を強化させる共同宣言に署名しており、情報保護協定の締結は、この共同宣言の延長線上に位置づけられる。
平成24年2月は、旧日本軍がオーストラリア・ダーウィンを空爆してから70年という節目の年にあたり、現地で式典を予定している。外務省は式典に政務三役を派遣する方向で調整しており、これにあわせて、情報保護協定締結の調印式が行われる見通しだ。米国が海兵隊を駐留させるのもダーウィンだ。この地で情報保護協定の調印式を行うことで、日米豪3カ国の連携を印象づける狙いもありそうだ。
日豪の安保協力をめぐっては、昨年11月に野田佳彦首相がインドネシア・バリ島でギラード首相と会談し、双方の外務、防衛担当閣僚による協議(2プラス2)を早期に開催することで合意。両政府は開催に向け調整を急いでいる。
明るいニュースが少ない中で、アジアの海洋の安全保障が混迷し、日本のリーダーシップがASEAN各国から期待されることに応える、久々のクリーンヒットと言えます。
親日派のジョン・ハワード氏から、当初親中派とされたケビン・ラッド氏に政権交代したオーストラリアとの関係は、一時停滞感がありました。中国への接近を図っていたラッド氏も、やがて中国と一線を画すようになり、ジュリア・ギラード首相に代わってからは、震災被災地にいち早く訪問いただき、世界に対し放射能汚染の風評を打ち消す行動を示していただくなど、再び両国関係の絆を強める方向へ進み始めていました。
繰り返しになりますが、日本の安全保障の同盟国は米国で、、日豪安保共同宣言を締結していて、準同盟国となっているのがオーストラリアです。
捕鯨に関しては対立していますが、資源を多く依存している、大切なパートナーでもあります。かつて戦火を交えたとはいえ、相互に友好を深めあう関係です。イラクに派遣した自衛隊は、イギリス軍撤退後は、オーストラリア軍に護っていただきました。(軍隊なのに軍隊に護ってもらわねばならないという情けなさは、ここでは触れません。)インド洋に派遣していた海自の補給艦では、少しはお返しができていました。余談ですが、遊爺は、体にも財布にもヘルシーで良いOGビーフを愛食してささやかなお返しをしています。(笑)
記事に書かれていますが、70年前に旧日本軍が空爆した地で、今は中国包囲網で米国が海兵隊を駐留させるダーウィンで、情報保護協定の調印式が行われ、日米豪3カ国の連携を世界に示し、アジアの安全と平和に一搭堡を築くこととなるのは、喜ばしいかぎりです。
この花の名前は、大文字草 撮影場所=六甲高山植物園
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