防衛研究所は25日、「中国安全保障レポート2023」を発表。
中国が軍拡と同時に展開する非軍事活動に着目し、情報活動による「影響力工作」の実態を示すとともに、海上民兵の組織化などによる「グレーゾーン事態」にも警鐘を鳴らしたのだそうです。
中国は軍事と非軍事を同時展開する「ハイブリッド戦」へ向けた準備を着々と進めている様子。
報告書は古代中国の兵法書「孫子」を引用し、中国の動向を、
「米軍が介入した場合、台湾侵攻作戦は著しく困難になると予測されるため、『戦わずして勝つ』作戦を志向している」
と、明記。
今年 8月に米ペロシ下院議長が訪台した際、反発した中国が大規模な軍事演習を行ったことは衆知のことですが、同時期に多くのサイバー攻撃が行われ、SNSで偽情報が飛び交ったのだそうです。
20年 3月には、フェイスブック(現米メタ社)が、新型コロナウイルス関連の偽情報を発信した中国サイバー部隊のアカウント60個以上を排除した事態発生。
また、WHOのテドロス事務局長は同年4月、台湾からネット上で人種差別的な中傷を受けたと発表。
台湾当局は攻撃は中国側が発信したと反論し、海外要人の思考をコントロールする影響力工作の一種だと。
18年の台湾南部・高雄市の市長選では親中系テレビ局が報道内容の 9割超を親中派候補に割いた。選挙は親中派候補が勝利。
中国の戦わずして勝つ戦略は、「三戦戦略」として著名ですね。
メディアを利用し既成事実を積み重ねる「世論戦」
相手の士気を低下させる「心理戦」
法律を駆使して国際的支持を得る「法律戦」
一方、日本で影響力工作とみられる事象は確認されていない。ただ、報告書にはないが、中国学術界では沖縄を独立国だった「琉球」と呼称する傾向がある。有識者からは、南西諸島有事で住民の反政府感情をあおる情報戦の恐れを訴える声も出ているのだそうです。
沖縄県で、翁長氏が県自民党幹部でしたが、野党野合の自称オール沖縄と組し、在福岡中国領事館の支援を受けて、仲井眞知事に勝利し、県知事となったことは、諸兄がご承知の通りです。
それを継承しているのが、玉木知事。
3期目に突入した習近平。
ゼロコロナ対策と、経済低迷の回復が政権維持と、4期目確保の鍵と言われていますね。
それが不調だと、台湾侵攻の可能性が強まる。
台湾侵攻=沖縄侵攻。
安全保障三文書の改定と防衛費の大幅増加に取り組んでいる岸田内閣。財務省主導の怪しい操りが気がかりです。
日本が抱える安全保障・防衛政策の課題―三文書の改正をめぐって | nippon.com
# 冒頭の画像は、陸上自衛隊部隊の装備を視察する岸田首相(手前)=2021年11月27日、陸上自衛隊朝霞駐屯地(時事)
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この花の名前は、リュウキュウツツジ
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中国が軍拡と同時に展開する非軍事活動に着目し、情報活動による「影響力工作」の実態を示すとともに、海上民兵の組織化などによる「グレーゾーン事態」にも警鐘を鳴らしたのだそうです。
中国は軍事と非軍事を同時展開する「ハイブリッド戦」へ向けた準備を着々と進めている様子。
海外要人を操作、選挙当選 中国の影響力工作「戦わず勝つ」 - 産経ニュース 2022/11/25
防衛研究所は25日に公表した中国安全保障レポート2023で、中国が軍拡と同時に展開する非軍事活動に着目し、情報活動による「影響力工作」の実態を示すとともに、海上民兵の組織化などによる「グレーゾーン事態」にも警鐘を鳴らした。中国は軍事と非軍事を同時展開する「ハイブリッド戦」へ向けた準備を着々と進めている。
中国共産党台湾へ「影響力工作」軍改革で活発化 中国安全保障レポート2023 - 産経ニュース
「米軍が介入した場合、台湾侵攻作戦は著しく困難になると予測されるため、『戦わずして勝つ』作戦を志向している」。報告書は古代中国の兵法書「孫子」を引用し、中国の動向をこう明記した。
報告書の期間外だが、今年8月に米ペロシ下院議長が訪台した際、反発した中国が大規模な軍事演習を行うと、同時期に多くのサイバー攻撃が行われ、SNSで偽情報が飛び交った。
中国の情報戦はサイバー攻撃と一体だ。台湾当局のサイトは2019年9月からの1年間で14億回以上の攻撃を受けた。20年3月には米交流サイト(SNS)大手フェイスブック(現米メタ社)が、新型コロナウイルス関連の偽情報を発信した中国サイバー部隊のアカウント60個以上を排除したことが判明した。
一方、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は同年4月、台湾からネット上で人種差別的な中傷を受けたと主張。台湾当局は攻撃は中国側が発信したと反論し、海外要人の思考をコントロールする影響力工作の一種とみる。
また、18年の台湾南部・高雄市の市長選では親中系テレビ局が報道内容の9割超を親中派候補に割いたとされる。選挙は親中派候補が勝利。英国紙は中国当局が台湾メディアの編集現場に介入したと伝えた。
影響力工作は共産党内部で高く評価されているが、報告書編著者の防衛研究所地域研究部、山口信治主任研究官は「過大評価の傾向があり、情勢全体を左右するほどではない」と話す。
一方、日本で影響力工作とみられる事象は確認されていない。ただ、報告書にはないが、中国学術界では沖縄を独立国だった「琉球」と呼称する傾向がある。有識者からは、南西諸島有事で住民の反政府感情をあおる情報戦の恐れを訴える声も出ている。
また、報告書は中国政府による海上民兵の組織化や沿岸警備隊に当たる海警の大幅増強についても指摘。これらは「グレーゾーン事態」の戦力として、平時において軍事衝突を回避しつつ海洋権益拡大に貢献しており、「戦わずして勝つ」ツールとして機能する。
防衛研究所は25日に公表した中国安全保障レポート2023で、中国が軍拡と同時に展開する非軍事活動に着目し、情報活動による「影響力工作」の実態を示すとともに、海上民兵の組織化などによる「グレーゾーン事態」にも警鐘を鳴らした。中国は軍事と非軍事を同時展開する「ハイブリッド戦」へ向けた準備を着々と進めている。
中国共産党台湾へ「影響力工作」軍改革で活発化 中国安全保障レポート2023 - 産経ニュース
「米軍が介入した場合、台湾侵攻作戦は著しく困難になると予測されるため、『戦わずして勝つ』作戦を志向している」。報告書は古代中国の兵法書「孫子」を引用し、中国の動向をこう明記した。
報告書の期間外だが、今年8月に米ペロシ下院議長が訪台した際、反発した中国が大規模な軍事演習を行うと、同時期に多くのサイバー攻撃が行われ、SNSで偽情報が飛び交った。
中国の情報戦はサイバー攻撃と一体だ。台湾当局のサイトは2019年9月からの1年間で14億回以上の攻撃を受けた。20年3月には米交流サイト(SNS)大手フェイスブック(現米メタ社)が、新型コロナウイルス関連の偽情報を発信した中国サイバー部隊のアカウント60個以上を排除したことが判明した。
一方、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は同年4月、台湾からネット上で人種差別的な中傷を受けたと主張。台湾当局は攻撃は中国側が発信したと反論し、海外要人の思考をコントロールする影響力工作の一種とみる。
また、18年の台湾南部・高雄市の市長選では親中系テレビ局が報道内容の9割超を親中派候補に割いたとされる。選挙は親中派候補が勝利。英国紙は中国当局が台湾メディアの編集現場に介入したと伝えた。
影響力工作は共産党内部で高く評価されているが、報告書編著者の防衛研究所地域研究部、山口信治主任研究官は「過大評価の傾向があり、情勢全体を左右するほどではない」と話す。
一方、日本で影響力工作とみられる事象は確認されていない。ただ、報告書にはないが、中国学術界では沖縄を独立国だった「琉球」と呼称する傾向がある。有識者からは、南西諸島有事で住民の反政府感情をあおる情報戦の恐れを訴える声も出ている。
また、報告書は中国政府による海上民兵の組織化や沿岸警備隊に当たる海警の大幅増強についても指摘。これらは「グレーゾーン事態」の戦力として、平時において軍事衝突を回避しつつ海洋権益拡大に貢献しており、「戦わずして勝つ」ツールとして機能する。
報告書は古代中国の兵法書「孫子」を引用し、中国の動向を、
「米軍が介入した場合、台湾侵攻作戦は著しく困難になると予測されるため、『戦わずして勝つ』作戦を志向している」
と、明記。
今年 8月に米ペロシ下院議長が訪台した際、反発した中国が大規模な軍事演習を行ったことは衆知のことですが、同時期に多くのサイバー攻撃が行われ、SNSで偽情報が飛び交ったのだそうです。
20年 3月には、フェイスブック(現米メタ社)が、新型コロナウイルス関連の偽情報を発信した中国サイバー部隊のアカウント60個以上を排除した事態発生。
また、WHOのテドロス事務局長は同年4月、台湾からネット上で人種差別的な中傷を受けたと発表。
台湾当局は攻撃は中国側が発信したと反論し、海外要人の思考をコントロールする影響力工作の一種だと。
18年の台湾南部・高雄市の市長選では親中系テレビ局が報道内容の 9割超を親中派候補に割いた。選挙は親中派候補が勝利。
中国の戦わずして勝つ戦略は、「三戦戦略」として著名ですね。
メディアを利用し既成事実を積み重ねる「世論戦」
相手の士気を低下させる「心理戦」
法律を駆使して国際的支持を得る「法律戦」
一方、日本で影響力工作とみられる事象は確認されていない。ただ、報告書にはないが、中国学術界では沖縄を独立国だった「琉球」と呼称する傾向がある。有識者からは、南西諸島有事で住民の反政府感情をあおる情報戦の恐れを訴える声も出ているのだそうです。
沖縄県で、翁長氏が県自民党幹部でしたが、野党野合の自称オール沖縄と組し、在福岡中国領事館の支援を受けて、仲井眞知事に勝利し、県知事となったことは、諸兄がご承知の通りです。
それを継承しているのが、玉木知事。
3期目に突入した習近平。
ゼロコロナ対策と、経済低迷の回復が政権維持と、4期目確保の鍵と言われていますね。
それが不調だと、台湾侵攻の可能性が強まる。
台湾侵攻=沖縄侵攻。
安全保障三文書の改定と防衛費の大幅増加に取り組んでいる岸田内閣。財務省主導の怪しい操りが気がかりです。
日本が抱える安全保障・防衛政策の課題―三文書の改正をめぐって | nippon.com
# 冒頭の画像は、陸上自衛隊部隊の装備を視察する岸田首相(手前)=2021年11月27日、陸上自衛隊朝霞駐屯地(時事)
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