遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

竹島周辺に調査船派遣

2006-04-16 21:39:31 | 竹島
 海上保安庁は、竹島周辺のEEZに「海図編集に必用な資料の収集」の為、調査船を派遣する事としたのだそうです。(4/15 日経朝刊)
 今月14日から 6月30日まで調査を実施するとの発表だそうですが、14日時点では始まっていないのだそうですが、竹島周辺の調査は約30年前に大規模調査をして以来だそうです。。
 海上保安庁が公表した調査予定水域は、紙上の地図では竹島を含んではいませんが、日韓が主張するEEZが未調整の、日韓漁業協定でいう暫定水域が含まれています。
 
 【注】日韓暫定水域
    韓国漁船に対する取締まり海域
    海上保安白書のあらまし
    一衣帯水の海へ 一から知る「日韓暫定水域」

 安部官房長官は、「国際法の観点を含めて何ら問題ない」と強調し、「韓国が何らかの処置を取ることは受け入れがたい」とけん制しています。
 韓国は、外交通商省の柳明桓(ユ・ミョンファン)第一次官が14日に、大島正太郎駐韓日本大使を呼び調査を即時撤回するよう申し入れたそうです。
 韓国側は、「韓国の同意を得ずに調査を実施するのは国際法違反であり、厳重に抗議する」と主張。「両国関係に深刻な影響を及ぼしかねない」と警告したそうです。
 韓国政府は同日、対策会議を開いて、日本の調査船が韓国の(主張する)EEZに無断侵入する場合は停船や臨検、拿捕など、国際法上可能なあらゆる措置を取る方針を決めたのだそうです。
 中央日報 Japanese JoongAngIlbo/「EEZ侵犯」…紛争地域化狙う挑発カード

 韓国の抗議対応の速さには感心しますが、国際法廷で勝てると思っているのでしょうか?

 日本が調査船派遣をこの時期に決めたのは、 6月にドイツで開催される海底の地名について話し合う国際会議がよていされており、それまでに海底の日本名(日本海)の検討作業を加速することで、韓国との地名を巡る主導権争いで韓国(韓国名は東海)に先手を打つ狙いなのだそうです。
 韓国も日本の意図は把握しているとのことですから、簡単には収まりそうもなく、互いの主張が異なるEEZの国際的決着にも繋がる可能性がある行動で、注目が必要です。
 日韓外交案件で、日本が先手を打つ珍しいケースですが、実行出来るのでしょうか?

 一方では、中国が東シナ海の「平湖ガス田」の拡張工事のため、3月1日から9月末まで中国の作業船を除く船舶に対し、同ガス田付近海域への立ち入りを禁止すると公示していたのだそうです。指定海域は「中間線」をまたぎ、南北200キロ、東西3.6キロ。
 日本政府への事前通告はなかったとのことですが、3月 6, 7日に行われた東シナ海のガス田開発協議の前に公示されていたもので、協議への姿勢を早く気づき抗議しなくてはならないものでした。
 Sankei Web 国際 中国が中間線またぎ「作業海域」設定、航行も禁止(04/16 07:50)


  



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日本は国境を守れるか  竹島は日韓どちらのものか

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