遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

北朝鮮の核保有の外交効果は絶大!

2005-05-21 19:41:11 | 北朝鮮産のアサリ
 北朝鮮が核実験の瀬戸際外交カードをきっているのですが、ここへきて各国の態度に変化の動きが出てきていて、見過ごすことが出来ないものがあります。備忘録がてら書き出してみました。
 これは、中国の陰陽の支援の力が大きいのですね。

◆欧州議会が北朝鮮と定期会議 <5/17 日経朝刊>
  欧州議会のグリン・フォード議員が16日、日経に対し、欧州議会が7月から平壌に12人程度の代表団を送り、北朝鮮の核開発・人権問題、欧州連合(EU)と北朝鮮の経済関係などについて「北朝鮮首脳と定期的に協議していく」という。
 EUと北朝鮮は近年、貿易など経済関係を強化しており、欧州議会の定期協議開始もこの一環とみられる。欧州議会はこのほど、定期協議会を始めるのに先立ち北朝鮮問題に関する常設の委員会を設置した。
 16日開かれた日本・EU議員会議で、フォード議員は北朝鮮の核問題を巡る六カ国協議について「EUも含めた七カ国協議とすることについて、北朝鮮当局から内諾を得た。今後は日米はじめ関係各国の了解を得て早期に実現したい」と述べた。


米政府、北朝鮮を「主権国家」と容認 直接対話で明言
  米国は、二国間協議はかたくなに(?)拒否していて、中国が日本に対し、二国間協議に米国が臨むよう働きかけを要請する発言もあったりしていました。
  ブッシュ政権が北朝鮮の主権を認めることや、北朝鮮を攻撃する意図がないことなどを説明したのだそうです。

◆米国務次官補 「6カ国協議と別の選択肢も」 <5/17 日経朝刊>
   6カ国協議の米主席代表であるヒル国務次官補は16日、訪問先のソウルで潘基文(パン・ギムン)韓国外交通商相と会談し、「6カ国協議の再開に全力を尽くすが、これは他の選択肢をとらないという意味ではない」と語った。<中略>同問題の国連安全保障理事会への付託もありうるとの姿勢を強調したものだ。

◆「2国間」要求 米の対応焦点 <5/17 日経朝刊>
  米ロスアンゼルス・タイムス社説(13日付)は、「北朝鮮が核計画を放棄しないかぎり北朝鮮への食料と石油供給を停止すると中国が言えば、同計画をやめさせることができる。しかし中国は隣国の核より国際社会での地位確保により関心があるようだ。ブッシュ政権は六カ国協議以外での二国間交渉を拒否し続けており、中国に同協議復帰への影響力を行為させようとの思惑はいまや疑わしくなっている」としてきした。
 北朝鮮の核カードへの国際的対抗手段はあまりない。その2国間の交渉要求に米国がどう対応するかがカギとなりそうだが。


 ライス国務長官の訪朝が注目されて居ますが、20日(21日付)の夕刊フジでは、北朝鮮がクリントン前大統領夫人で次期大統領選の有力候補とされるヒラリー上院議員の電撃訪朝を画策しているとか。
  ヒラリー周辺には北に独自の太いパイプがあるのだそうで、劇的な譲歩を引き出せれば、大統領を勝ち取る爆発的推進力となる可能性があるが、クリントン政権が結んだ米朝枠組み合意について、「北に裏切られた」と低く評価されているとのこと。

◆韓国は南北次官級実務協議を、16日に終えて「核問題の実質的な進展に向けた重要な提案を行う用意がある」と表明したそうです。
  北の50万トンの肥料支援要請に対し、20万トンの支援を急ぎのため陸路で開始したのだそうです。
  インフォシークニュース > 国際 > 韓国に肥料支援要請 北朝鮮、核問題は反応なし
   6カ国協議の米主席代表であるヒル国務次官補は16日、訪問先のソウルで潘基文(パン・ギムン)韓国外交通商相と会談し、「6カ国協議の再開に全力を尽くすが、これは他の選択肢をとらないという意味ではない」と語った。<中略>同問題の国連安全保障理事会への付託もありうるとの姿勢を強調したものだ。

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 MSN-Mainichi INTERACTIVE アジア ;韓国:北朝鮮へ肥料供与 緊急輸送始まる

  韓国は太陽政策を続行中...。この時期になって会談してこれですか...?
  欧・米・韓・(中)が活発に反応する中で、日本は米国頼りしかない。安保同盟(守って貰うばかり?)国なんだもんね...。
  ロシアの戦後記念集会ではないですが、敗戦記念集会でもして、核を持たないで平和を実現しようと訴えるなんてのは、既に核を持つ大国は参加しないのでしょうね。
  アジアの国々への、戦後の日本の平和国家の実践振りを知って貰い、核を持たない国同士での連帯が持てれば国益はおおきいのでは?
  核を持つ国が世界を支配し、戦勝国との過去の名残で国連拒否権を使って国連機能を麻痺させ存在・継続の意義も危うくさせている今こそ、日本がとる道と考えます。

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