中国の成長は、日本食ブームの影響もあり魚の食欲も増大させています。結果、世界各地のマグロ漁獲枠の増加要求や、中西部太平洋でのカツオやメバチマグロなどの乱獲が進んでいるのだそうです。
去年 8月、山田農水相(当時)が中国との間で、中西部太平洋で操業する中国の漁業会社が所有する大型巻き網漁船数を増やさないこと同時に、東太平洋の日本のメバチマグロの漁獲枠の余っている内の一部を譲渡することに合意していました。
今年は、東太平洋で32,372tの内から 3千t、大西洋で 3千t、計 6千トンを移譲することにしたのだそうです。
東太平洋で、46%も日本が漁獲枠を余らせている理由が不明なのですが、沿岸諸国との軋轢のニュースは散見していました。そうした資源保護他には、高齢化で漁船がいない、特に今年は大震災の被害で漁船が減っているということはあるのでしょうか?
6千tの移譲の目的は、中西部太平洋(日本に近い海域)での中国の乱獲歯止め(漁船を増やさない)だそうです。
他人の庭に勝手に入り込んで、腕ずくで自分の庭だと言い張り占拠する国です。CO2他の公害汚染は垂れ長しで、この時期でも国内原発増設にとどまらず、途上国への原発売り込みにも精を出している国です。もらえるものは貰っても、更に欲しいものは手に入れ様とする国ですし自分のものは手放しません。(例=レアアース)
交換条件達成のための監視体制は万全なのでしょうか?
沿岸国に断りもなく漁獲枠を移譲し、結果的に資源減少を招くことで、沿岸国は納得するのでしょうか?
国を売り、私利私欲に固執するのが民主党の議員さんの共通点だとは今回の大震災で露呈したことですが、こんなところでも、売国に精をだしているのですね。
米国が、ベトナム他のASEANの国々と合同演習をしたことを、米中軍首脳会談で中国の陳炳徳総参謀長が批判したのだそうです。想定内の話で、マレン統合参謀本部議長は、「米国はこの地域に長期的なプレゼンスと責任があり、今後も関与していく」との姿勢を示し、平行線だったようですね。
一方、ASEAN諸国との南シナ海の領有権争いで綱引き中の、ASEANと中国の多国間交渉を要求する圧力の分断作戦を展開し、二国間交渉を唱える中国ですが、交渉のテーブルにつく譲歩はしてきている様ですね。
中国へ、乱獲防止を目的に譲った漁獲枠。決められた範囲内で守られるか、中西部太平洋での乱獲は止むのか、しっかりフォローしていただけるよう、願っています。
↓よろしかったら、お願いします。
去年 8月、山田農水相(当時)が中国との間で、中西部太平洋で操業する中国の漁業会社が所有する大型巻き網漁船数を増やさないこと同時に、東太平洋の日本のメバチマグロの漁獲枠の余っている内の一部を譲渡することに合意していました。
今年は、東太平洋で32,372tの内から 3千t、大西洋で 3千t、計 6千トンを移譲することにしたのだそうです。
漁獲枠一部中国へ メバチマグロ 操業抑制条件に移譲 (7/12 朝日朝刊)
水産庁は11日、東部太平洋でのはえ縄漁業によるメバチマグロの漁獲枠のうち、3千トンを中国に移譲すると発表した。中国が中西部太平洋での大型巻き網漁船の隻数を現状より増やさないことへの代替措置として、日中間で合意した。
水産庁によると、東部太平洋でのはえ縄漁業によるメバチマグロの今年の日本の漁獲枠は、3万2372トンあるが、2009年の漁獲実績は1万4911トンにとどまる。漁獲枠にゆとりがあるため、今年に限って中国に3千トンを移譲する。
これとは別に、大西洋の漁獲枠でも中国に3千トンの移譲を決めており、計6千トンを譲ることになる。
中国は中西部太平洋で01年から大型巻き網漁船の操業を開始。現在は建造中の漁船を含め、20隻に達しているとされる。日本は、同海域でカツオやメバチマグロなどをとる中国船の急増による資源の枯渇を懸念。中国に対し、これ以上大型巻き網漁船の数を増やさないよう求めていた。
日中両国は昨年8月の農相会合で、カツオ・マグロ類の資源の保存と持続的利用の確保に向けた協力強化を打ち出しており、今回の一合意はその一環。
水産庁は11日、東部太平洋でのはえ縄漁業によるメバチマグロの漁獲枠のうち、3千トンを中国に移譲すると発表した。中国が中西部太平洋での大型巻き網漁船の隻数を現状より増やさないことへの代替措置として、日中間で合意した。
水産庁によると、東部太平洋でのはえ縄漁業によるメバチマグロの今年の日本の漁獲枠は、3万2372トンあるが、2009年の漁獲実績は1万4911トンにとどまる。漁獲枠にゆとりがあるため、今年に限って中国に3千トンを移譲する。
これとは別に、大西洋の漁獲枠でも中国に3千トンの移譲を決めており、計6千トンを譲ることになる。
中国は中西部太平洋で01年から大型巻き網漁船の操業を開始。現在は建造中の漁船を含め、20隻に達しているとされる。日本は、同海域でカツオやメバチマグロなどをとる中国船の急増による資源の枯渇を懸念。中国に対し、これ以上大型巻き網漁船の数を増やさないよう求めていた。
日中両国は昨年8月の農相会合で、カツオ・マグロ類の資源の保存と持続的利用の確保に向けた協力強化を打ち出しており、今回の一合意はその一環。
東太平洋で、46%も日本が漁獲枠を余らせている理由が不明なのですが、沿岸諸国との軋轢のニュースは散見していました。そうした資源保護他には、高齢化で漁船がいない、特に今年は大震災の被害で漁船が減っているということはあるのでしょうか?
6千tの移譲の目的は、中西部太平洋(日本に近い海域)での中国の乱獲歯止め(漁船を増やさない)だそうです。
他人の庭に勝手に入り込んで、腕ずくで自分の庭だと言い張り占拠する国です。CO2他の公害汚染は垂れ長しで、この時期でも国内原発増設にとどまらず、途上国への原発売り込みにも精を出している国です。もらえるものは貰っても、更に欲しいものは手に入れ様とする国ですし自分のものは手放しません。(例=レアアース)
交換条件達成のための監視体制は万全なのでしょうか?
沿岸国に断りもなく漁獲枠を移譲し、結果的に資源減少を招くことで、沿岸国は納得するのでしょうか?
国を売り、私利私欲に固執するのが民主党の議員さんの共通点だとは今回の大震災で露呈したことですが、こんなところでも、売国に精をだしているのですね。
米国が、ベトナム他のASEANの国々と合同演習をしたことを、米中軍首脳会談で中国の陳炳徳総参謀長が批判したのだそうです。想定内の話で、マレン統合参謀本部議長は、「米国はこの地域に長期的なプレゼンスと責任があり、今後も関与していく」との姿勢を示し、平行線だったようですね。
米軍演習に不快感 中国軍総参謀長 南シナ海問題 (7/12 朝日朝刊)
中国軍の陳嫡徳総参謀長は11日、米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長と北京で会談した。中国中央人民ラジオによると、陳総参謀長は、領有権を巡りベトナムやフィリピンなどと対立する南シナ海で、米軍が両国軍と実施する合同演習について「きわめて不適切」と不快感を示した。
陳総参謀長は会談後の共同会見で、遼寧省大連で改修している旧ソ連の空母ワリャークが、国産空母建造への研究目的でウクライナから購入したものであることを認めた。
マレン議長は10日には北京市内で一部メディアと会見し、南シナ海問題について「米国が引き続き影響力と責任を持ち続けていく」と表明。想定外の軍事衝突が起こる危険性を指摘し、中国側に問題の平和的な解決を求めた。 (北京=峯村健司)
中国軍の陳嫡徳総参謀長は11日、米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長と北京で会談した。中国中央人民ラジオによると、陳総参謀長は、領有権を巡りベトナムやフィリピンなどと対立する南シナ海で、米軍が両国軍と実施する合同演習について「きわめて不適切」と不快感を示した。
陳総参謀長は会談後の共同会見で、遼寧省大連で改修している旧ソ連の空母ワリャークが、国産空母建造への研究目的でウクライナから購入したものであることを認めた。
マレン議長は10日には北京市内で一部メディアと会見し、南シナ海問題について「米国が引き続き影響力と責任を持ち続けていく」と表明。想定外の軍事衝突が起こる危険性を指摘し、中国側に問題の平和的な解決を求めた。 (北京=峯村健司)
一方、ASEAN諸国との南シナ海の領有権争いで綱引き中の、ASEANと中国の多国間交渉を要求する圧力の分断作戦を展開し、二国間交渉を唱える中国ですが、交渉のテーブルにつく譲歩はしてきている様ですね。
南シナ海問題で高級レベル会合 中国とASEAN (7/12 朝日朝刊)
東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国が、2002年に署名した「南シナ海行動宣言」に関連して、宣言を履行する「指針」づくりの協議をするため、高級事務レベル会合を近く開くことで合意する方向だ。インドネシア外務省筋が11日、明らかにした。
指針作りではこれまで、多国間協議を嫌う中国側が高級事務レベル会合の開催を拒み、作業部会にとどまってきた。行動宣言の署名から来年で10年。ASEAN側は何らかの進展をはかりたい意向がある。一方で中国側は、法的拘束力のある「行動規範」への発展の流れを断ちたい。思惑は異なるが、指針をめぐる協議を格上げすることで妥協が成立する可能性がある。 (ジャカルタ=郷富佐子)
東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国が、2002年に署名した「南シナ海行動宣言」に関連して、宣言を履行する「指針」づくりの協議をするため、高級事務レベル会合を近く開くことで合意する方向だ。インドネシア外務省筋が11日、明らかにした。
指針作りではこれまで、多国間協議を嫌う中国側が高級事務レベル会合の開催を拒み、作業部会にとどまってきた。行動宣言の署名から来年で10年。ASEAN側は何らかの進展をはかりたい意向がある。一方で中国側は、法的拘束力のある「行動規範」への発展の流れを断ちたい。思惑は異なるが、指針をめぐる協議を格上げすることで妥協が成立する可能性がある。 (ジャカルタ=郷富佐子)
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