遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

日本の首相は、菅か小沢しかいないのか

2010-09-03 00:19:31 | 民主党の正体
 結局は、菅・小沢の両氏に候補者が絞り込まれ、現職首相と前政権の幹事長とが直接対決する代表選が始まりました。
 政策より政局優先で、己の利益や地位に奔走し国益や国民生活を口先で唱えるだけの民主党の正体をさらけ出した民主党の代表選挙が始まりましたね。それに先立って行われた、両候補の共同会見では、メディアの評論家さん達の政策論争要請を意識して、双方の政策が打ち出されました。
 詳細は既に各紙で報道されていることなので、ここでは遊爺の偏見雑感を書きます。
 
直接対決 急所に照準 政権構想、「票田」を意識 (9/2 読売朝刊)

 菅、小沢両氏がこの日に発表した政権構想は、代表選の戦略が色濃くにじむものとなっだ。
 菅氏は、6月の代表選で発表しだ政権構想に明記した「新しい公共」「地域主権」など、鳩山前首相の肝いりの政策・理念の扱いを小さくし、その分、財政健全化と社会保障改革の一体的な議論や雇用創造を打ち出して「菅カラー」の発揮に力を入れた。
 鳩山氏が小沢氏支持を明言し、配慮の必要が薄れたことが背景にある。雇用創造を前面に出したのは、党員・サポーターに多い労働組合員の支持獲得を狙ったためだ。
 また、「民主党らしい、クリーンでオープンな党運営」「カネのかからないクリーンな政治の実現」を訴え、政治とカネの問題を抱え、「剛腕」とも呼ばれる小沢氏との違いを強調した。「脱小沢」を改めて掲げ、世論の支持をさらに高めようという戦術だ。
 菅氏の政権構想は、福山哲郎宮房副長官ら、政権中枢メンバーが主に作った。
ただ、菅陣営でも「新味に欠ける」という声が出ている。
 陣営幹部は「新しい政策を入れたら、『じゃあ、今までの政策は間違いだったのか』となるから、オーソドックスなものにならざるをえない」と、現職首相が出馬する難しさに苦悩をにじませた。
 一方、小沢氏の政権構想は、新しい公共、東アジア共同体構想の推進、地域主権など、鳩山氏の肝いりの政策・理念を数多く取り入れた。鳩山グループ全体の支持を獲得するためだ。
 また、世論調査で支持が低いことを意識し、地方議員や党員・サポーターの票獲得に向け、地方に金や権限を大胆に移譲する方針を打ち出した。地方からの要望が強い高速道路建設も、自治体の意向を反映する形で推進するとした。
 党の最大の支持団体である連合が求める「公務員への労働基本権付与」も盛りこんだ。輿石東参院議員会長ら旧社会党グループを支える自治労に配慮したという見方が強い。
 一方、急速な円高・株安への対応で、「市場介入を含むあらゆる方策を果断に実施する」と踏み込んだのは、菅政権の対策の遅れを印象付ける狙いからとみられる。
 小沢氏の政権構想は、小沢氏と周辺のごく限られた側近の間で作成されだという。小沢氏に近い議員は「2~3人の側近にまとめさせたうえで、最終的に小沢氏本人が手を入れた」としている。


 ズバリ言うと、「カンカラかん」は、やっぱり総理大臣失格ですね。
 「予算委員会の長丁場で、これまでの小沢氏の行動から、席に座っている姿が想像できない」「普天間移設は自分は無関係だった」「辞職でけじめをつけたお金の問題は、(総理になりたいのなら)説明が必要」といった発言は、野党流丸出しで現職総理大臣にはあるまじきネガティブキャンペーンの大安売りでした。
 野党の民主党代表戦ならそれても良かったのでしょうが、総理大臣に直結する政権与党の代表選では、真正面から中長期の展望のある政策演説をしていただかねば、日本国への信頼や、尊敬を失ってしまいます。

 専制君主型で疑惑資金のぬぐえない小沢氏は、もともと総理の資格はありません(代表になっても総理になるかは不明との見方もある)が、マニフェストの変更への説明・謝罪もなく、しかもそのことによるとされる新マニフェストでの参院選敗北の総括もなく、責任の所在もないダラダラした無策の政権批判をしていますね。国民の支持を得た政権交代への柱となった衆院選マニフェスト(遊爺は反自民の風と理解し、マニフェストの項目全てが、獲得議席数ほどの支持率ではないと考えていますず...)の実践に努力するとする小沢氏が筋が通っていると考えます。
 繰り返しますが、「かんせんし(菅仙枝)」政権は、政策とはいえないネガティブキャンペーンで、「数ヶ月で総理を変えるのは恥だ」という理由での菅氏支持(内閣支持率とは乖離)頼みです。この支持は、、「かんせんし(菅仙枝)」政権の政策への積極的支持ではないことは、多くの方々がご承知のことですね。

 いつも言っていることの繰り返しになってしまいますが、政策ではなく、反自民と政権与党になりたいといった自己欲で集まっているのが民主党です。全く政策が異なるのに寄り集まったのですから、まじめに政策を考えはじめたら、いつかは分裂せざるを得ない基盤の党なのです。
 今回それが露呈したことは、まだ民主党の正体を知らない国民が、少しでも多く正体を知っていただける機会になったと、歓迎しています。
 表面化した基盤は、民主党の議員先生方も改めて認識したことになります。
 
 民主党を支持する国民も、支持しない国民も、首相が菅(含 仙石、枝野)と小沢の二択に絞り込まれたなかでしか誕生しないこと、どちらにしても反日売国政策だけはマニフェストなどには乗せずに、密かに法案成立させようとし、日本国を滅びる道へ導いていることは共通ですし、日本の総理大臣にふさわしくないことも共通しています。これほど悲しいことはありません。

 これを機会に、民主党が霧散し、政界再編成への歩みが速まることを願っています。
 二人以外に、与野党を通してもこれといった人材が見当たらないのも悲しいですね。







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 日本は国境を守れるか 








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