東シナ海尖閣諸島近海で台湾漁船が抗議

　東シナ海尖閣諸島近海で漁業権でもトラブルが続いているのだそうで、相手は台湾漁船と、台湾は中国と認識している中国政府です。
　台湾漁船、尖閣近海に集結　日本の操業取り締まりに抗議 (朝日新聞) - goo ニュース
　　

　抗議したのは台湾北東部、宜蘭県の漁船。台湾漁船４隻が８日、日本の水産庁に追い払われたことをきっかけとしており、「一帯は台湾の以前からの漁場」と抗議した。台湾海巡署（海上保安庁）の説得を受け、９日正午（日本時間午後１時）ごろまでにほとんどの船が現場海域を離れて台湾に戻った。

　台湾も尖閣諸島を「固有の領土」と主張しているのですが、漁業会談を通じてのトラブル解決を日本側に求めているのだそうです。

　尖閣諸島の領有権問題については、1996年に書かれたものの様ですが以下の頁がありました。
　尖閣諸島の領有権問題と中国の東シナ海戦略
　　今と変わっていなくて、当時のまま対立が深まっていることが、歴史をさかのぼって知ることが出来ます。

　ニュースを動画で見ることが出来ます。(ニュースで放映されていたとは知りませんでした)
台湾漁船、尖閣諸島周辺で抗議行動
動画は臨場感の迫力が違いますね！

　一つの中国の立場から、当然中国政府も抗議してきており、「釣魚島とその付近の諸島は古来、中国の領土であり、中国はこれに対して争う余地のない歴史的・法的根拠がある」との態度です。
　日本、釣魚島沖で台湾漁民を排除　中国が不満表明--人民網日文版--2005.06.10

　水産庁や海上保安本部も頑張って頂いていて感謝です。
　台湾近海の漁獲量が減っているという話もある様ですが、東シナ海の漁業資源に関する関連国の協議は進めて欲しいです。
　中国の言う争う余地のない法的根拠とやらは、はっきり示して欲しいものですが、余地がない＝今は触れて大きな問題にしたくないとの意思表示...？これをきちんとしておかないと、棚上げしておいて、自分の都合により棚から出してくる政略のペースになりますね。


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