中国の覇権拡大での海洋進出は、留まるところをしらず、着々と強化されています。昨年、米国がアジアに重点をシフトし、対抗するための包囲網構築を各国と進め始めたことは、諸兄がご承知の通りです。
かつて米軍基地を追いだしたことにより、中国の侵攻を受けていたフィリピンが、この一環で再び米国との同盟関係を強化したことで、南太平洋の主権主張を強気に転じ、石油、天然ガスの開発計画を着々と進めているのだそうです。
ベトナムも、西沙諸島で中国艦船と闘っています。
東シナ海のガス田の開発交渉内容を無視され、独自開発を進められても、遠吠えの口先での抗議が精いっぱいの民主党・日本。
なにがあったのか、自民党議員に問われて、これまではロシアの「不法占拠」と言っていた北方領土を、「不法占拠」と言うことを取りやめにすると言いだして、ロシアを喜ばせている民主党・日本。
ベトナムやフィリピンの爪の垢を煎じて飲ませたくなりますね。
それはさておき、せっかく構築されてきた中国包囲網なのですから、ベトナム、フィリピン、日本が、バラバラに対抗するのではなく、同時多発的に攻勢=自国の主権保護の主張を連携しておこしてはいかがでしょう。
多方面からの抵抗となれば、流石の人民解放軍も、自重するのでは?
↓よろしかったら、お願いします。
かつて米軍基地を追いだしたことにより、中国の侵攻を受けていたフィリピンが、この一環で再び米国との同盟関係を強化したことで、南太平洋の主権主張を強気に転じ、石油、天然ガスの開発計画を着々と進めているのだそうです。
米軍後ろ盾、資源開発 フィリピン、強気の南シナ海 中国反発、高まる緊張 (3/3 産経)
【シンガポール=青木伸行】南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島周辺海域などで、フィリピンが石油、天然ガスの開発計画を着々と進め、15区画の競争入札を公募し38社が申し込んだ。南シナ海の領有権を主張する中国は強く反発。月内には入札のほか、米、フィリピン両軍の大規模な合同軍事演習も実施され、再び緊張が高まる気配だ。
入札の公募は2月29日に締め切られ、シェル・フィリピンやフランスのGDFスエズ、イタリアのENIなどが申し込んだ。中国企業は入っていない。この中から、開発に携わる15社が選定される予定で、投資総額は75億ドル(約6110億円)と見積もられている。
開発区域は、南西部パラワン島から北西に約80キロのリードバンク周辺と、スルー海。リードバンク周辺では昨年、中国船2隻がフィリピンの探査船の活動を妨害し、緊張が高まった。
フィリピン側の“強気”な姿勢の背景には、米国との軍事同盟関係の強化が進んでいることがある。当面の主眼は、南シナ海での中国艦船などに対する監視・警戒能力の向上にある。すでにフィリピンに2隻の巡視船を供与している米国は今後、哨戒機P3Cなどを実質的に配備する計画だ。
同盟関係の強化により、仮にフィリピンの石油、天然ガス開発施設が中国に攻撃された場合、米軍が集団的自衛権を行使するという事態も想定しうる。
現に、パラワン島周辺で今月中旬、米側から多数の航空機、艦船と要員500人以上、フィリピンから1千人以上が参加し実施予定の合同軍事演習は、石油、天然ガスの掘削施設を防衛するという想定だ。
フィリピン側は、競争入札は「国連海洋法条約に基づく自国領内での行動だ」(ロザリオ外相)と主張。これに対し、中国側は「いかなる国、政府、企業も、中国政府の許可なく中国の領海において開発することは違法だ」と非難し、競争入札を中止するよう圧力をかけている。前駐フィリピン中国大使も最近、マニラで「米国とフィリピンが南シナ海で共同(軍事)行動をとれば、中国は確実に反撃する」と警告している。
一方、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島海域では2月22日、ベトナム漁船が中国の監視船に攻撃され、ベトナム外務省が29日、中国に強く抗議した。
【シンガポール=青木伸行】南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島周辺海域などで、フィリピンが石油、天然ガスの開発計画を着々と進め、15区画の競争入札を公募し38社が申し込んだ。南シナ海の領有権を主張する中国は強く反発。月内には入札のほか、米、フィリピン両軍の大規模な合同軍事演習も実施され、再び緊張が高まる気配だ。
入札の公募は2月29日に締め切られ、シェル・フィリピンやフランスのGDFスエズ、イタリアのENIなどが申し込んだ。中国企業は入っていない。この中から、開発に携わる15社が選定される予定で、投資総額は75億ドル(約6110億円)と見積もられている。
開発区域は、南西部パラワン島から北西に約80キロのリードバンク周辺と、スルー海。リードバンク周辺では昨年、中国船2隻がフィリピンの探査船の活動を妨害し、緊張が高まった。
フィリピン側の“強気”な姿勢の背景には、米国との軍事同盟関係の強化が進んでいることがある。当面の主眼は、南シナ海での中国艦船などに対する監視・警戒能力の向上にある。すでにフィリピンに2隻の巡視船を供与している米国は今後、哨戒機P3Cなどを実質的に配備する計画だ。
同盟関係の強化により、仮にフィリピンの石油、天然ガス開発施設が中国に攻撃された場合、米軍が集団的自衛権を行使するという事態も想定しうる。
現に、パラワン島周辺で今月中旬、米側から多数の航空機、艦船と要員500人以上、フィリピンから1千人以上が参加し実施予定の合同軍事演習は、石油、天然ガスの掘削施設を防衛するという想定だ。
フィリピン側は、競争入札は「国連海洋法条約に基づく自国領内での行動だ」(ロザリオ外相)と主張。これに対し、中国側は「いかなる国、政府、企業も、中国政府の許可なく中国の領海において開発することは違法だ」と非難し、競争入札を中止するよう圧力をかけている。前駐フィリピン中国大使も最近、マニラで「米国とフィリピンが南シナ海で共同(軍事)行動をとれば、中国は確実に反撃する」と警告している。
一方、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島海域では2月22日、ベトナム漁船が中国の監視船に攻撃され、ベトナム外務省が29日、中国に強く抗議した。
ベトナムも、西沙諸島で中国艦船と闘っています。
東シナ海のガス田の開発交渉内容を無視され、独自開発を進められても、遠吠えの口先での抗議が精いっぱいの民主党・日本。
なにがあったのか、自民党議員に問われて、これまではロシアの「不法占拠」と言っていた北方領土を、「不法占拠」と言うことを取りやめにすると言いだして、ロシアを喜ばせている民主党・日本。
ベトナムやフィリピンの爪の垢を煎じて飲ませたくなりますね。
それはさておき、せっかく構築されてきた中国包囲網なのですから、ベトナム、フィリピン、日本が、バラバラに対抗するのではなく、同時多発的に攻勢=自国の主権保護の主張を連携しておこしてはいかがでしょう。
多方面からの抵抗となれば、流石の人民解放軍も、自重するのでは?
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