今まであまり植物に関心のなかった独身男性が、胡蝶蘭を育て、花が咲いたというので、見物に出かけました。冬場はプラスティックの箱に入れて、注意深く育てたようです。花屋で買うような、立派な花ではありませんが、わび住いには似合っていました。
これも国道134号線沿いの大型歩道橋の脇に立っている不思議なオブジェです。よく見ると、これが照明塔であることに気づきます。それにしても、このするどいとげには驚きます。多分、カラスやカモメがとまらないようして、照明塔や歩行者が糞で汚れないようにしたのでしょう。デザイナーは最初からこのとげをつけたのでしょうか、ちょっと気になります。
海岸沿いの国道134号線の歩道です。この道はかって湘南遊歩道といわれた時期もあり、その名残でしょうか、幅の広い歩道が整備されています。しかし、そのため自動車が違法駐車をすることもあり、黒い弾頭のような石柱群がガードしています。いろいろな店の入り口も多いので、石柱はまるで群落のように見えます。
海岸の砂防柵に囲まれた緑地で、ポニーを見かけました。なかなか手入れの行き届いた、上品なポニーです。多分、何かのイベントのために、この場所にやって来たのだと思われます。無心に草を食べている様子を見ていると、雑草が繁らないように、馬の協力を得ているようにも思われますが、それは思い過ごしでしょう。
夕方、川沿いの散歩道を海に向かって歩いていると、ボラが盛んにジャンプするので、カメラを向けました。いつ跳ぶかわからないので、構えて待つのですが、構えているとその水面からはなかなか跳びません。音がしてから、シャッターを押しても、間に合いません。そこで、でたらめに続けてシャッター押していたら、1枚だけ、ボラを撮ることに成功しました。、
小雨の中、近所の散策です。道端の草むらに、昭和3年に建てられた道標を発見しました。直進は「藤ヶ谷橋を経て海岸」、右折は「小田急鵠沼本町駅」とあります。現在の藤が谷地区内には川がありませんから、「藤ヶ谷橋」には驚きます。小田急江ノ島線には、「本鵠沼駅」はありますが、「鵠沼本町駅」はありません。しかも、小田急江ノ島線の開通は昭和4年です。はてなの道標です。
今年はまだ梅雨明けになりません。雨の合間に、庭に育った一本松の子どもを撮りました。実生の黒松で、この場所に育っては困るのですが、抜くのも可哀そうで、5年ほど過ぎました。最近は、「後は野となれ、山となれ」の心境です。
近くの賀来神社の境内にある「鵠沼海岸別荘地開発記念碑」です。明治の中頃、大給(おぎゅう)子爵が、一面の砂原を25万坪、300坪1円で購入、日本で最初の計画的開発・分譲別荘地にしたようです。時が移り、当時の別荘地の面影は殆ど残っておりませんが、街中の道幅が狭く、車社会に対応していないのは、そのお陰です。
鵠沼の名前のついた「クゲヌマラン」という蘭があると知り、いろいろ探しましたが、ついに見つかりませんでした。ところが、いつも歩いている境川の橋の欄干の飾りになっているのを発見しました。鵠沼の黒松の林で見つかり、「クゲヌマラン」と命名されたようですが、今では幻の花です。意外にも、北海道の札幌周辺ではよく見つかる蘭だというネット情報がありました。
玉石垣
2006-07-06 | 藤沢
砂丘と沼地だったこの地域に、人々が住みついた時、砂よけに黒松を植え、家のまわりは玉石垣で囲んだようです。川を流れながら、丸く削られた玉石が、砂地に積み上げられ、垣根になったのです。地震対策の立場から、新しい玉石垣は作られなくなりましたが、街の景観としては大事にしたいと思っています。先住民(?)の残した我が家の玉石垣、いろいろな石が組み合わさっています。、