鵠沼・昔砂丘の一本松

湘南藤沢住人の記憶の手掛かり …… フォト・ブログ

船地蔵

2007-11-30 | 藤沢
大庭城址の近くに船地蔵という地蔵があります。北条早雲が大庭城を攻め、引地川が作り出した沼地で苦戦している時、一人の武将が土地の老婆に相談したところ、「南の堤を切れば水が干上がる」と聞きました。武将はその秘密を守るため、その場で老婆を切り捨て、やがて攻略に成功したようです。土地の人が老婆をあわれみ、船に乗った地蔵尊を祭ったとのことです。

裏門公園

2007-11-29 | 藤沢
地図で見ると、大庭城址公園の傍に裏門公園があります。確かに公園らしい区域があるのですが、入口がありません。見つかったのは、板塀にのぞき窓がついた観察所でした。ここからのぞくだけの公園のようです。


川から溢れた水のための遊水池を中心とした、人の手のはいらないあるがままの自然を残すことが目的の公園です。鳥や魚、虫たちの天国です。公園の向うはライフタウンです。

大庭城址(その2)

2007-11-28 | 藤沢
大庭城址公園の広場の奥でクヌギなどの黄葉が盛りのところがありました。電動車椅子で散歩に来た人が、黄葉を楽しんでいました。


広場の所々に、空濠の跡があります。城の中を区分して、攻撃に備えたものでしょう。


「ほったてばしらたてものし」という案内板をよく読むと、建物の礎石が見つかった場所に、目印を置いてあるだけで、実際の礎石はその下の地下に埋まっているとありました。


この目印だけでは、実際にどのような建物があったかは、想像できません。本格的な発掘研究はこれからのようです。


大庭城址公園は丁度里山の紅葉末期というところでした。

大庭城址

2007-11-27 | 藤沢
久し振りに大庭城址公園を訪ねました。まだ整備が十分でなかった頃にのぞいただけですから、新鮮な気分でした。公園管理事務所も、城の雰囲気を意図して作られたようです。


中央の広場に行く道も、手入れが行き届いて、気持の良い坂道でした。


広場の一隅にはメタセコイヤが数本まとまっていて、見事に紅葉していました。成長の早そうな木ですが、公園が出来てからの年月が感じられます。


広場の別の一隅には、ケヤキが紅葉して、沢山の葉を散らしていました。


案内板によると、平安時代からの長い歴史がありますが、室町時代に太田道灌が本格的な築城をして、扇谷上杉氏が領主であったが、時代が進んで北条早雲に攻め落とされた、という部分が多少興味がわきます。

ムクロジの黄葉(その2)

2007-11-26 | 藤沢
割と暖かい日だったので、もう一度新林公園のムクロジを見に行きました。西が開けた谷間の高木なので、全体が均一に黄葉するのは、なかなか難しいようです。それでも日が当たる上部はきらきらと黄金色に輝いていました。ところどころムクロジの実も見えました。

新林公園のケヤキの紅葉

2007-11-21 | 藤沢
ムクロジの黄葉はまだでしたが、ケヤキの紅葉は今が盛りでした。新林公園入口のケヤキ並木は彩りもよく、風が吹くと少しづつ葉が落ち始めていました。


夏に木陰を楽しんだ大きなケヤキは、紅葉がはじまったばかりの木や、半分以上葉が落ちた木など、いろいろです。「人生もいろいろ」ですが「木もいろいろ」です。

ムクロジの黄葉はまだ

2007-11-20 | 藤沢
朝方よく冷え込んだので、新林公園のムクロジの黄葉が気なって見に行きました。保存民家の裏手にある大きな樹ですが、黄葉はまだ天辺の部分だけでした。


近づいて天辺を望遠でのぞくと、さすがにきれいに黄葉していました。よく見ると、黄色い実もついています。追羽根の羽根の玉は、ムクロジの実から作ると聞いたので、まだ実が青い頃落ちていたのを拾って持ち帰りましたが、駄目でした。よく熟した実から作るのでしょう。

松の育て方

2007-11-19 | 藤沢
「鵠沼の緑と景観を守る会」の学習会で、「松の育て方」について樹木医の話を聞きました。松の手入れ、松枯れ対策等の話ですが、松を育てるためには、世代交代にに伴う宅地の細分化問題と、松を若者に引き継ぐ難しさが話題になりました。「松の育て方」以上の難問です。

ここも江ノ島道

2007-11-18 | 藤沢
藤沢駅のホームの下を南から北へ通じている地下道です。まだホームが短かった頃、ここには一般道の踏切がありました。交通量が多く、一時歩道橋でしのいでいましたが、駅南口開発に伴い結局地下道になり、現在に至っています。その昔、藤沢橋からこの道を経て、石上の先で船で境川を渡り、江ノ島に至る「江ノ島道」があったと言われています。

小学校の同期会

2007-11-17 | 藤沢
突然、小学校の同期会の案内が来たので出掛けました。半世紀以前の霞がかかった記憶の世界です。4クラスあった中から19人が集まりました。「既知との遭遇」ですが、「未知との遭遇」のようでもありました。古い記念写真を見せられて、自分は6年4組だったことを確認しました。記念写真の前列の生徒10人の足元を見ると、靴が3人、下駄か草履が7人です。確かに時は流れています。

ハナミズキの紅葉

2007-11-16 | 小さな庭
ハナミズキは枯葉になるスピードが早く、紅葉を楽しむ間がありません。それでも今年は寒くなるのが遅かったせいで、紅葉らしくなりました。来年の花芽もしっかりと伸びています。砂地に不向きな木のようですが、どうにか定着したようです。一度失敗して、植え直してから5~6年かかりました。