かなり前のことですが、「吊りシノブ」を買ってきて、カイズカイブキの枝に吊り下げていました。吊り玉が壊れたので、古い植木鉢に入れてしばらく放っておきました。昨年、古い壷を逆さにして、その上に置いたところ、なかなかいい感じになりました。「置きシノブ」です。
阿仏尼の墓の左隣に、やぐらのお稲荷さんがありました。稲荷神社は墳墓ではありませんから、やぐら形式を応用したものでしょう。中には、稲荷神社の由来がしっかりと書いてありました。当然でしょうが、佐助稲荷と同じ内容でした。よく見ると、右隅に招き猫が置いてあります。おおらかなお稲荷さんです。
鎌倉扇ガ谷の英勝寺の近くの道で、阿仏尼の墓を見つけました。岩壁をくりぬいた小さなやぐらで、中に「阿仏尼を偲ぶ会」と言う布があったので分りました。「十六夜日記」の作者という程度の知識しかありませんが、鎌倉時代の紀行文ということで、ガイドブックの先駆者とも言われているようです。