毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

またもや こんなところにパラレルワールド!

2016年03月18日 21時04分22秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


ディッケンズのかの名作 「クリスマス ・ キャロル」 が 見ようによっては これまたパラレルワールドのお話であることに氣づいて、すぐさま図書館に借りに行き、季節はずれのクリスマスストーリーに読みふけっていた貴秋です、こんばんは (⌒∇⌒)ノ

大好きなブログのブログ主さんが ただいま英仏旅行中で、その記事からの連想でたどりついた 「クリスマス ・ キャロル」 ですが、改心前のスクルージ氏の 「ティム坊やが死んでしまう世界」 と 改心後の 「ティム坊やが死ななかった世界」 が 実にわかりやすい典型的な並行世界であることに ふと目が向いたんですね。




前回の 「こんなところにパラレルワールド!」 でとり上げた 「相棒 ・ 物理学者と猫」 でのキーパーソンが杉下右京さんなら、「クリスマス ・ キャロル」 でのそれは、スクルージのかつての仕事仲間 ジェーコブ ・ マーレーの幽霊が差し向けた 三人のクリスマスの精霊たち。

この精霊たちの導きで、強欲で冷酷なスクルージが クリスマス前夜、まだ初々しく柔らかい心を備えていた少年~青年時代の自分、関わりある人たちの目を通して眺める現在の自分、そして その先に待ち受ける悲惨な末路までをつぶさに見せられ、その衝撃から心を入れ替えて 未来が180度変わる、大雑把にいえば そんなお話。。。。って 大雑把過ぎ Σ(゜д゜ノ;)ノ




ここでもやっぱり 変化 (並行移動) のカギは、スクルージが 今の自分のありようを 外側から客観的に見つめたというところにあると思うのです。

渦の中に巻き込まれたまま 渦を眺めるなんてできない相談、渦を見つめられたということは すでに渦の中から抜けている、新たな視点に立っている、ということなんですね。

そこで初めて、これまでとは違う選択をするチャンスが生まれる。




けさ 父のお付き合いで 聞くともなしに聞いていたワイドショー、最初の話題が覚醒剤で逮捕された元野球選手の釈放、次が 七十代の主が暮らすゴミ屋敷の ゴミ撤去の強制執行がどうのこうのという話。

外から見れば 明らかにまずいでしょうということでも、当事者には ごく自然な行動であったり、また 自分でもおかしいとなんとなくわかっていても 抗えない力に引きずられたりと、それなりの理由や事情があります。

薬物という危ない手段を用いてまで 目を背けたかったものはなんなのか、常軌を逸するほどに多くの物で身のまわりを固めようとする衝動の奥には なにがあるのか。

敏腕警視の介入や 精霊の導きは期待できなくとも、自分を見つめるチャンスは 誰にでもある、そして ピンチが大きいほど そのショックをうまく使えば チャンスも大きいのです。

・・・・・と あの方たちにお伝えできればなぁ、と ふと思ったことでした。




この苦々しいひと言を口にするかしないかで、笑顔を見せるか見せないかで、イエスと言うかノーと言うかで、その先の明暗が分かれる、異なる未来が待ち受ける。。。。ふとした瞬間 そんなイメージを持つだけで、いつもの反応に流れようとしていた意識がはっと引き締まり、意図的な選択をしようという意思が生まれます。

自分を幸せにしないクセならば どうにかして手放そうという氣持ちも出てきます。

パラレル概念を そんなふうに日常に持ち込むこともできると思うのです。




ゲームやアニメのおかげで 若い人たちの間では けっこうポピュラーになってきているパラレル概念、日々の暮らしに当たり前に溶け込むのも そう遠いことではないかもね