Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ミザリー

2013-08-23 | 外国映画(ま行)
★★★☆ 1990年/アメリカ 監督/ロブ・ライナー
(WOWOWにて鑑賞)

「ヒッチコックを思わせる」

監督ロブ・ライナーだったんだあ。
彼ってライトタッチのラブコメのイメージが強かったので意外。
迫り来る恐怖の演出には、そこはかとなくヒッチコックを思わせるところがあります。

何と言ってもミザリーを演じるキャシー・ベイツが怖い。
もの凄く機嫌がいいと思ったら、小さなきっかけで凶暴性を発揮する。
これが田舎にひとりで住んでる小太りの中年女だってのが、さらにリアル。
アカデミー受賞も納得。

なんだけどね。
これ、厳寒の地で外界から閉ざされている。
体が不自由で誰とも交信できない。
という閉塞感をもっとうまく演出できなかったかなあ?と思う。

文字通り、身も凍る感じというのかなあ。
そこの表現の甘さがやはりロブ・ライナーだからかなあと少し物足りないのでした。