Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ザ・ライト エクソシストの真実

2013-09-04 | 外国映画(さ行)
★★☆ 2011年/アメリカ 監督/ミカエル・ハフストローム
(DVDにて鑑賞)

「キリスト教に懐疑的な人間にはつらい」

優秀な神学生である主人公が悪魔の存在に懐疑的である。
という設定だけで、キリスト教を信じる方にはいくばくかの物語に対する思い入れが発生するのだろうが
(そんな馬鹿な!と思うか、昨今はそうだろうと諦めるか、思いはそれぞれだろうが)
日本人の私など、その設定で何かが心に芽生えると言うこともなんもない。
じゃあ、後は何で引っ張るかというと、悪魔の出現が気持ち悪いとか、
アンソニー・ホプキンスの怪演を期待するとか、そういうことしかないんだな。

「オーメン」が息子殺しという宗教を超えたテーマを示してくれたようなものは本作には全然なく。
久しぶりに怖い映画でも見ようかくらいの気持ちには応えてくれる。まあそんな作品です。