Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

マドモアゼル

2013-09-27 | 外国映画(ま行)
★★★★☆ 1966年/イギリス・フランス 監督/トニー・リチャードソン
(DVDにて鑑賞)

「魔性の女」


パリから片田舎に越してきた美人教師。
村人は彼女を「マドモワゼル」と呼ぶ。
本来、マドモワゼルって、比較的若い女の子に対して言うものじゃないかしら?
なので、以降の展開でも田舎の人たちの屈折した感現が一つの大きな鍵になっている。

放火や洪水など、不吉な出来事が起きる。
それらの元凶はマドモワゼル。しかし、村人はよそ者を犯人と決めつけ、追い詰めてゆく。
マドモワゼルの妖しい美しさと屈折した性格、そして映像的にあちこちで暗喩のごとく出てくる性的渇望。
悪い女と気づく者もいるが、その魔力には抗えない。
ジャンヌ・モローの魅力が炸裂する1本。