Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

裸足の季節

2017-11-23 | 外国映画(は行)
★★★☆ 2016年/フランス・トルコ・ドイツ 監督/デニズ・ガムゼ・エルギュベン

(WOWOW)

男の子と遊べない、外出しないように家に柵を張られる、無理矢理処女検査を受けさせられるなど、
北トルコの女性への差別的言動の乱れ打ちにクラクラ。
こうした偏見に対する反抗、あきらめ、運命への拒絶を
リアリティをもって描く意義深い作品ではあるのだが、
どうしても美人姉妹じゃないとダメか?
キラキラした映像じゃないとダメか?という疑問がぬぐえない。
どんなにすばらしいアニメ作品でも
少女のスカート丈がびっくりするほど短いときに感じる、あの嫌悪感と同じ。
美人姉妹だから可哀想だと観客はより感情移入できるのか?
いつもの屈折した私の感情に悩まされる。