Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

シェイプ・オブ・ウォーター

2018-03-12 | 外国映画(さ行)
★★★★ 2017年/アメリカ 監督/ギレルモ・デル・トロ

(映画館)

もっと、癖の強い作品かと思っていたので、ちょっと予想外。
とてもバランスの取れた作品だなあという印象。
それは、古き良きハリウッドへの目配せがやたらに多いところである。
少数意見かもしれないが、結果的にはアカデミー受けな1本になっているんじゃないだろうか。
半魚人、声なき女性、黒人、ゲイとマイノリティの配置も完璧。
個人的にはこれらのマイノリティの配置が隙がなさすぎて、逆に平凡に見える。
ただし、女性の自慰行為をごく普通の日課として描いていることや
彼らが肉体的にも結ばれることなど、チャレンジングなところも多々あり、そこはすばらしいと思う。
なるほど、彼女の首筋の傷はそうなったか。ラストの展開は感動した。