【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

二月八日 針供養

2007-02-09 | デジカメ紀行
昨日のことです。
朝になってふと、市内に住む和裁のお仕事してる友人に「法輪寺の針供養、行かへん?」と、メールした。
「いっぺん行きたい思ててん、けっこう使えへん針溜まってるねんわ」
阪急の嵐山で「久しぶり~!!」

法輪寺


針供養が始まるまでのちょっとした時間に境内をブラブラ




本堂の前に置かれた針箱にはそれぞれが持ってきた古針がいっぱい


自分達が持っていった針を蒟蒻にさすのかと思っていたら、持っていったのはお針箱に入れて,
針供養には住職さんが用意しはった太い長い針を大きな大きな蒟蒻にさします。

「針を真っ直ぐ刺して下にコツンとあたったらよろしおすのやわ」と教えてくれはるお人がいはった。




ご住職さんは、「法輪寺針供養は、皇室で使用された針をご供養せよとの天皇の命により始まったといわれています。現在でも毎年12月8日の針供養の際には皇室からお預かりしました針のご供養をしております。針供養の法要の際、ご供養にこられた方には蒟蒻に大針をお刺し頂いております。これは、これまで一所懸命働いてくれた針を蒟蒻にさして休んでもらおうということであります。」とお話されました。


ところで、この法輪寺は「十三まいり」の方が有名なんですよ。

古来より、数え年十三歳に成長した男女が、成人の儀礼として法輪寺に参拝しました。
十三歳の厄難を払い、智恵を授けていただけるように虚空蔵菩薩に祈願します。

【難波より 十三まゐり 十三里 もらひにのほる 智恵もさまざま】

の歌で知られるように、江戸時代の中頃から京都のみならず近畿一円からのお参りが一般に広がりました。
古くは本尊虚空蔵菩薩の最もご縁の深い旧3月13日(現在の4月13日)に参詣するのが一般的でしたが、現在では下記の期間を十三まいりの期間としてご案内しております。
十三まいり参詣期間
春 3月13日~5月13日(4月13日を中日とした一月間)
秋 10月~11月
                        [お寺のパンフレットより]

十三まいりのご祈祷の後、「お寺を出て嵐山の渡月橋を渡りきるまで後ろを振り向いたらアカン、もらった智恵が全部抜けてしまいまっせ・・・」どなたはんが言わはったんか知らんけど、昔からそう言われてんのやそうです。

ウチの息子達もちろん十三まいりしてますけどォ・・・・