【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

薬師寺コンサート

2009-06-05 | 映画・演劇・ミュージック・コンサート
あの、お地蔵さんの涎掛けの薬師寺でコンサートがありました。
その日は涎掛けはみ~んな無事!!でした。

ある日、住職様からメールをいただきました。

<<< 予告 >>>

薬師寺コンサートの時期が近づいてまいりました。
昨年のコンサートでは、高畑園子さんに日本の歌を歌ってもらいました。
こちら2008.6.2
これが非常に好評だったので、今年も続けてお招きしています。
もちろんマイクなしの生演奏です。
プログラムの詳細はまだ決まっていませんが、次のような計画で進行しています。

曲目としては「外国の曲に日本語の歌詞をつけたもの」ということで
選曲してもらいました。
現在のところ、次のような曲がリストアップされています。
いづれも私たちがよく知っている曲です。

 アニーローリー、ロンドンデリーの歌、セレナーデ(シューベルト)、
 ローレライ、サンタルチア、帰れソレントへ、オーソレミオ、夢路より、
 すみれの花咲く頃、黒い瞳、枯葉

詳細が決まり次第、メール案内を差し上げます。
どうぞお誘いあわせのうえご来場下さい。
          2009.4.17
Re:わんちゃん
薬師寺コンサートのご案内ありがとうございます。
お伺いさせていただきます。楽しみです。

行ってきました
住職様ご夫妻は訪れる方たち、一人ひとりにご丁寧なご挨拶をされてました。
「おからだのお具合はもうよろしいのですか?」
「はい、おかげさまで・・・」
「遠いところを、よ~来てくれはりましたなぁ」
ご住職の奥さまの笑顔はいつもステキです。
「住職様から今日のご案内をいただいてよりずっと、楽しみにしてました、こちらこそありがとうございます」




第十回 薬師寺コンサート
♪八十分間 世界一周♪

イギリスから出発です
♪アニーローリー     スコット 作    藤浦 洸    訳詩
♪グリーンスリーブス   イングランド民謡  門馬 直衛   訳詩
♪ロンドンデリーの歌   アイルランド民謡  津川 圭一   訳詩

続いてドイツ・オーストリア
♪ローレライ       ジルヒャー 作   近藤 朔風   訳詩
♪ます          シューベルト作   堀内 敬三   訳詩
♪セレナーデ       シューベルト作   堀内 敬三   訳詩
♪菩提樹         シューベルト作   近藤 朔風   訳詩

イタリアへも寄りました
♪サンタルチア      ナポリ民謡     小松 清    訳詩
♪帰れソレントへ     クルティス 作   徳永 政太郎  訳詩
♪オーソレミオ      カプア   作   川路 柳虹   訳詩




ちょっと休憩されまして、アメリカへ飛びましたね
♪コロラドの月      キング  作    近藤 玲二   訳詩
♪夢路より        フォスター作    津川 圭一   訳詩
♪サウンドオブミュージック 
             ロジャース作    原 梨香    訳詩

大西洋を越えてフランスへ
♪すみれの花咲く頃    デール  作    白井 鐵造   詩
♪枯葉          コスマ  作    岩谷 時子   訳詩
♪オペラ「カルメン」より「ハバネラ~恋は野の鳥~」
             ビゼー  作    堀内 敬三   訳詩

もう少し諸国を巡って
♪別れの歌        ショパン  作   高田 三九三  訳詩
♪わが母の教え給いし歌  ドボルザーク 作  くろばねあきら 訳詩
             リムスキー・コルサコフ  作
♪インドの歌                 堀内 敬三   訳詩
♪蘇州夜曲        服部 良一 作   西条 八十   詩
♪黒い瞳         ロシア民謡     堀内 敬三   訳詩



「3時に始まって4時20分、ちょうど、80分間どしたなぁ」と隣のご婦人がおっしゃってました。

高畑園子さんのソプラノはとても心地よい響き、そして、きれいなお声でした。

合間にピアノ・ソロ
♪エリーゼのために   ベートーヴエン 作
♪幻想即興曲      ショパン    作

アンコール曲は何だったかなぁ??


帰り際「また来年も・・・楽しみにしてます」
「えらいこっちゃ、もう10回になりましたやろ?さて今度は何にしようかなぁ」と住職様はおっしゃってました。



住職様からメールをいただきました。

先般は遠方のところコンサートに来て頂きまして有り難う御座います。
早速ブログを読ませて頂きました。
私まで登場しているのですね。
嬉しいような、恥ずかしいような‥‥

コンサートのアンコール曲は、「椰子の実」でしたね。
「80分間世界一周」の旅をして、最後に日本に帰ってくるような感じで選ばれたのでしょうね。
椰子の実もはるばる旅をして‥‥いい選曲です。
ネットによると次のような曲です。

椰子の実
  作詞 島崎藤村
  作曲 大中寅二
  昭和11年(1936年)12月に、東海林太郎の歌でレコード発売された。
 
名も知らぬ 遠き島より 流れ寄る 椰子の実一つ
故郷の 岸を離れて 汝はそも 波に幾月
 
旧の樹は 生いや茂れる 枝はなお 影をやなせる
われもまた 渚を枕 ひとり身の 浮寝の旅ぞ
 
実をとりて 胸にあつれば 新たなり 流離の憂い
海の日の 沈むを見れば たぎり落つ 異郷の涙
 
思いやる 八重の汐々 いずれの日にか 国に帰らん



【おまけ】



コンサートが終わって夕暮れ時、ここ(嵯峨薬師寺)は有名な清涼寺(通称:嵯峨釈迦堂)の境内にあります。
「そやそや・・」とふと、思い出したことがありました。
山野草でホウチャクソウというのがあります。
私は本物を見たことは無いのですがこちら

お寺の宝鐸を写真に撮ろうと思って、ぐる~りと釈迦堂の本堂を回ってみました
あれ!?一個おません・・・
「普通、お寺の屋根の先(四方)の軒下にぶら下がってるんですけど、ここのは一個足りませんが・・・」
南西の隅のが見当たりません
「さぁ~~どないなことなんか、よう知りまへんなぁ、聞いときまっさかいに・・・・」
「薬師寺さんには時々来ますんで・・・」
「ほんならそれまでに、聞いときまっさ・・・・」

清涼寺(嵯峨釈迦堂)は創建年987年といわれています
その長い歴史の中で宝鐸が一個無くなってしまっても誰も気にとめないでいたんでしょうねぇ・・・・たぶん。