【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

ミゾソバ、ママコノシリヌグイ、ホソバノウナギツカミ、、ボントクタデ、イヌタデ

2010-11-01 | 木津川市植物同好会
JR平城山駅(ならやまえき)~平城旧跡(へいじょうきゅうせき)

秋の一日、奈良歴史の道(奈良市)のほんの一部分を植物観察会のメンバーさんたちと歩きながら、いろんなお花たちに会いに行ってきました
「今日の観察会はいろんなお花に会ってるよね、こんな町の中なのにね、初めて出合うのンばっかりやわぁ」
「きっとね、先生たちに教えてもらいながらやから目につくのよ、普段だってきっと出合ってると思うよ、気がつかへんだけやねんわ、きっと」
「あぁ~そうかもね」とかおしゃべりしながら・・・

奈良はどこへ行っても古墳や御陵がいっぱい・・・・・
ウワナベ(宇和奈辺)古墳コナベ(小奈辺)古墳磐之媛命陵(いわのひめのみことりょう)と続いています、その静かな道をおしゃべりしながら楽しく植物観察・・・・・

御陵や古墳の周りの池の縁や、ちょっと湿ったところに可愛いタデの仲間が・・・
♪デタデタ、タデが~~♪なんて歌いながら・・・
タデ科のお花たちはどれも可愛いのですが、よく似てますよねぇ・・・

ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科

「このお花はミゾソバです、茎をちょっと触ってみてください」って、N先生がおっしゃいました。
茎や葉っぱには小さな棘があるんですね、ザラザラとしてました。

ちっちゃなお花が金平糖に似てる・・・大好きなお花です。
うちの近所では田んぼの用水路や煤谷川の岸の土手下に群生しています。

和名は溝に成育し、葉がソバに似ているからとの意味。
別名の「牛の額」は葉っぱの先の両脇にある突起を「つの」に見立てたもの。

ミゾソバの花は花弁に見える部分は萼であり、花弁はない。
あぁ~~まぎらわしいっス・・・
これはタデ科植物の特徴の1つ、と教わりました。

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い) タデ科



「さっきN先生がミゾソバの茎を触っといてとおっしゃいましたね、この棘はミゾソバのより、もっともっとキツイですね、それで、継子の尻拭いなんて嫌な名前がついてしまったんですよ。」
茎に鋭い棘があり、触るととても痛かった。
このような草でお尻を拭きたいほど、継子とは憎たらしいものなの?
「そりゃぁ虐待やでぇ・・・」の声が・・・



ホソバノウナギツカミ(細葉の鰻掴)タデ科

茎に下向きの細い刺がある、この棘にニュルニュルのウナギが引っ掛かるという・・・
ホンマかな?

ボントクタデ(凡篤蓼)タデ科

「蓼食う虫も好きずき」 という諺は有名ですよね、そのタデとは、本蓼のことで、ヤナギタデと言うそうです。

亡くなった主人のお友達に鮎釣りの名人がいはりました。
釣ったその日に鮎を塩焼きにしたのをいただいたことがあります、それと同時に鮎の塩焼きをタデ酢でいただくことを教えてくれはりました。
鮎は香魚とも呼ばれ独特の香りがします、主人はその香りがあんまり好きくない人、ですが、タデ酢でいただくとおいしいねって・・・・・
そのタデ酢は小皿に酢を少しとヤナギタデの葉っぱをすりおろしたのを・・・だそうです。

ボントクタデはヤナギタデのようにピリッと辛くないのでヤナギタデに似てるのですが、葉に辛味がないのでボントク(ボンツク、まのぬけたの意)タデという・・・そうです。

イヌタデ(犬蓼) タデ科

イヌタデも本蓼(ヤナギタデ)のように、ぴりっと辛くないのです(噛んでみました)
"役に立たない蓼" という意味で "イヌ" のという言葉がつきました。
ウチの愛犬、コロも可愛いのですけどね・・・・・

「俳句の世界では、イヌタデとは申しません『アカマンマ』と申します」そうです。
『赤まんま』とくれば・・・
赤飯に見立てて、ままごと遊びをした人は?皆さんの中に、いはりますか?
ハイハイハ~イ・・・



植物観察会次回は・・・その日出合った貴重種


【おまけ】
ミゾソバがあまりにも可愛いのでこんなに撮ってました