【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

平城遷都1300年祭

2010-11-07 | デジカメ紀行
「平城遷都1300年祭って春ごろから奈良でやってたんよね、なぁ~んか行くっていう縁がなくって全然行ってないのンよ、こうしてちょっと寄り道ででも行けるってラッキーやわぁ」と、植物観察会の最終目的地の平城旧跡に向かっておしゃべりしながら歩いて行きます。

平城遷都1300年祭のメイン会場である平城旧跡はだだっ広いんで
さてどっから回ろうかなぁ?・・・・・
アレ?ネームプレートを胸に下げてる方がいはりました、
「こちらへどうぞ」と会場ボランティアさんに、いざなわれて東院庭園を覗いてみました。






ボランティアさんが説明しながら案内してくれはりました。
発掘調査がされて「ここにこんな庭園があるよ」って見つかったのが1967年(昭和42年)
復元されたのは朱雀門と同じ年の1998年(平成10年)です。
庭園ですからね、建物と池と樹木が重要になってきます。
樹木も適当に植えてあるんじゃなくって、発掘調査の時に木の実とか葉っぱが見つかってるんですね、
桃の実がもしあったとしたら、ここには桃の木があったんだろうなぁ・・・と、
桜の葉っぱがあったんなら、ここには桜の樹が植えてあったんだろうなぁ・・・柳とか・・・
当時の木々とだいたい同じようなのを特定してここに植えてあります。
と、お話しされてました。

当時平城京には10万人の人が住んでました、だいたい役人が7000人、貴族は五位以上で120人、
そういうわけで極々限られたうちの、そんな少数に値するエリート貴族たちの憩いの場だったんですねぇ・・・・

朱雀門、大極殿と真っ新(まっさら)のようにピッカピカ(金箔じゃないですけど)

朱雀門
朱雀門復元の完成は1998年


大極殿
大極殿復元の完成は2010年4月


大極殿の前の広場では、その日谷村新司さんのコンサートがあるらしくって、リハーサルの真っ最中でした、音だけ聴こえるのですが頑丈な塀で囲まれてます、中の様子は全く・・・

可愛いお嬢ちゃんたちの御一行様

平城京時代に、なりきり御衣裳ですねぇ
「可愛い~~撮らしてもらって良いかなぁ?」


この平城宮跡は1998年奈良県では2番目に世界遺産に指定されています。
実はまだ発掘調査が3割しか終わっておらずこの調子で行けばあと100年かかるようです。
今でも木簡や生活道具か数多く出土し、当時の生活様式を知る貴重な資料となっています。
これからどのような事がわかってくるのか楽しみです、ともお話しされてました。