アオイスミレ(葵菫)スミレ科
山林中に生える。
もっとも花期の早いスミレの一つ。
清楚な花を恥ずかしそうに咲かせていました。
和名は葉の形がフタバアオイに似てるところから・・・
「あっ!スミレが」って教えていただいたとき、花柄(茎)は短く、ちょっと見地面にへばりついてるようでした。
カテンソウ(花点草) イラクサ科
山の木かげなどに生える小さな多年草。
図鑑で調べますと、雌雄同株と載ってます。
5本のピュンと突き出たモンはどうも雄しべらしい、と言うより、雄しべである。
じゃ、雌花はどこに??あるん?
ミヤマカタバミ (深山傍食) カタバミ科
山の森かげに生える多年草。
庭に咲いてるカタバミに比べたら、大きいです。
庭の方は1㎝未満、こちらは2㎝ほどあります。
この辺りのミヤマカタバミは、ほとんどうつむいて咲いてました、
いじらしく可愛く思えました。
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)ユキノシタ科
山の木かげに生える小型の多年草
果実は果。
縦に裂開し、褐色で楕円形の種子が多数できる。
と、図鑑に載ってました、その種子が猫の目に見えるの?
ユキワリイチゲ(雪割一華)キンポウゲ科
ユキワリイチゲは落葉樹林の林床に咲くスプリング・ エフェメラルの1種で“春の妖精”とも呼ばれています。
この日は15個のお花を数えることができました。
その二日前に会いに行ったときは、お日様が出てなくてお花が開いてなくて残念な思いだったんで嬉しかったです。
「はんなり 花あかり」 白川 淑
はんなり 花あかり
どこらに
ここらに
うちの うちらに
はんなり 花あかり
どなたに
おうちに
うちの ほむらを
↑ 道草さんよりいただきました。
アオイスミレ、カテンソウ、ミヤマカタバミ、ヤマネコノメソウ、ユキワリイチゲたちは、山や森の中で出合うお花たちのようです。
でも、わんちゃんが出合ったのは木津川の河川敷なんですよ。
その昔、木津川の氾濫を防ぐために竹を植栽した所が何か所かあります。
上流の山で棲むお花たちの種が運ばれて河川敷の竹藪に棲みついた?みたいです。
結構貴重なお花たちがほったらかしの竹藪に棲みついてるなんてちょっと可哀想、なんで、今、この竹藪をちょこっとでも整備しようやおまへんか・・・と、動き始めてます。
【おまけ】
フラサバソウ ゴマノハグサ科
オオイヌノフグリに似てるけど、お花の大きさは、とても小さくて4~5mm
この毛深さは肉眼では気が付きませんでした、PCで見てみてビックリ・・・
この毛深さがフラサバソウの特徴だそうです
《日本名の由来》
明治初年長崎で採集との記事がフランスで出版された「日本植物目録」にあるのに、その後採った者がなく、疑問視されていたが、1937年奥山春樹氏が明治末期の長崎産標本を発見、上の目録の著者Franchet(フランセ)、Savatier(サバチェ)両氏の名の頭の二文字づつをとり、フラサバソウと名付けた。
いまは日本中に広がっている。⇒検索入門野草図鑑⑦より
3月のとある日
「今日の植物観察会は、いろんな珍しいお花たちに出合えてよかったです。blogで紹介してもいいでしょうか?」
「プログでの紹介どうぞかまへんよ~、場所も特定できてもよいと思うよ~~。
もしマニアが採集しても仕方ないのとちゃいますかなぁ・・・
山野草業者がごっそりは困りますけどな」
「blogで紹介するのはかまわないけど、この子たちが居るところは公表しないでね、心無い人たちが、別の場所に移してしまったら、そこでは生きていくことができないのよ、ここのこの場所だからこの子たちは生きていけるのよ、可愛いお花ほど山野草の業者に狙われるんよね」
「ちょっと困ることがあるんよね、他のところから植物を持ってきて植えるということがね、
これは生態系の破壊につながると思うからです。
引き抜くことは感心できないけど、よそから持ってくるよりはましかなと思うわけなんですよ」
う~~ん ・・・・・
「木津川の河川敷ででも、こんな可愛いお花たちに出合えますよ」ということにしましょうか。