【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

♪ しろ~い はなぁが さい~てたぁ ♪

2011-05-10 | 折々の花

ウワミズザクラ(上溝桜)バラ科

2011.5.2ほしだ園地

昔から人々の生活と関わりの強い樹木で、古来この材のことを波波迦(ははか)と呼び、材の上面に溝を彫り(和名ウワミズザクラの由来とされます)その材を火の中に入れ、亀の甲羅を焼いて、甲羅のヒビの割れ方により吉凶を占ったりしました(亀甲占い)。


アキグミ(秋茱萸)グミ科

2011.5.6京都府立植物園


アキグミ2010.5.5童仙房

果実は食用となり、果実酒などに利用される。
和名は、秋に果実が熟すことから


オトコヨウゾメ(男莢迷)スイカズラ科

2011.5.6京都府立植物園

関東~九州の山野に自生する落葉低木でガマズミの仲間です。
「莢迷」とはガマズミのことで、頭に「男」と付くのは果実は秋に赤く熟すが不味くて食べられない、染料として使えないの意味だそうです・・
けど、役に立たないモンの頭に「男」が付いているとはねぇ・・・

コバノガマズミ(小葉莢迷)スイカズラ科

2011.5.6京都府立植物園

コバノガマズミ(小葉莢迷)スイカズラ科

2010.5.4童仙房

落葉低木、福島県~九州に分布。各地の山野に生え、高さ2~4m
葉は両面ともに星状毛が生える、と、教えていただいてルーペでその葉っぱを観察して見た、んですけど、確かに・・・これのことかな?と、思ったんですけど・・・


ミヤマガマズミ(深山莢迷) スイカズラ科

2011.5.2ほしだ園地

「深山」とついていますが、山の奥深く行かないと出合えないというワケでもありませんでした。
 ほしだ園地 で出合ったんですよ

ザイフリボク(采振木)バラ科

2011.4.16加茂町西小(にしお)

本州中南部、四国、九州に生育する落葉小高木。
白く細長い花弁をつけた花が采配に似ていることから「采振り木」の名がある。
また果実は熟すると黒紫色になり、食べることができるそうです。


スイカズラ(吸い葛)スイカズラ科

2010.5.29加茂町山田

(吸い葛)
昔は、このお花を口にくわえて甘い蜜を吸っていたそうです、お砂糖など無かったもんで・・・

別名、ニンドウ(忍冬)
葉っぱは冬でも枯れずに寒さに耐え忍ぶというのでこの名がついた。
別名、キンギンカ(金銀花)
一つの枝に初めは白いお花がいっぱいですが、花の盛りが過ぎると黄色いお花も混じってきます、この様子から

吸い葛と忍冬と金銀花
スイカズラは「忍冬」と・・・が好きですの、わんちゃん。


ツリバナ(吊花) ニシキギ科

2011.5.6京都府府立植物園

秋の実は散歩道で出合ったことがあります、パクッと割れて真っ赤な実が見えて数個が吊り下がってました。
お花も実のように吊り下がってます。
あの実にしては、この花は小さいなぁ・・・


マルバアオダモ(丸葉青梻)モクセイ科

2011.5.3京都:嵯峨保津峡
「まっ白なので雄株かな。」と・・・・・


2011.5.2ほしだ園地

ぱっと見、葉っぱは丸いわけじゃないですけど、
幼木の葉の小葉は丸みがあり、「丸葉」の名前がぴったり来るが、大きく成長すると小葉は細長く、先端が尖る傾向が強くなる、と・・・・・
材がたいへんかたく粘りがあるので、プロ野球選手が使うバットの材料として有名です。
「アオダモ」という名前の由来は、枝を折って水につけると水が青く染まることからきています。
樹皮をめくると青い肌が見えます、と樹木図鑑(山と渓谷社)から引用。
(注)マルバアオダモも使われているようですが、主に使われているのはアオダモです。と・・・




ヒメウツギ(姫空木) ユキノシタ科

2011.5.6京都府立植物園

姫とは小さなかわいらしいモノに付けられる名です。
小形のウツギなのでこの名がつけられました、そうです。
ナルホド花の直径1.5㎝ほど。


【白い花の考察】
あのね、そよかぜさん、早春の頃は黄色のお花に目が行きましたが
今の時季、山歩きしてても白いお花によく出合うなぁって思います、けど・・・

Re:そよかぜ
早春の頃に黄色い花が多く、今の時季に白い花が多いということを最初に指摘したのは前川文夫博士でした。
この現象をきっちりと捉えようとすれば、植物の種類数と空間における花の量を区別しなければなりません。
が、簡単に言ってしまうと、花は虫を呼ぶために咲くわけで、樹木の葉の茂らない広々とした空間では黄色がよく目立つし、葉が繁って薄暗い空間では反射率の高い白の方が目立つということなのだと思います。



♪ しろ~い はなぁ~が さい~てた ♪

ハイ 大きな声で歌いましょう

《蛇足》 昭和25年(1950)発表のNHKラジオ歌謡。
岡本敦郎はこの歌で世に知られました。
作詞の寺尾智沙は作曲の田村しげる夫人。 
昭和25年といえば、敗戦時の混乱がようやく収まり、就職や進学のために田舎から東京などの大都市へ出てくる若者が増え始めた時期です。
季節は、中学や高校の卒業式が終わった3月末。
この季節に咲く白い花はいろいろありますが、この歌に歌われているのは、コブシ、ハナミズキ、ニセアカシアなどの木の花だと思われます。
黙って見送る少女の遠景には、白い木の花。
田舎から都会へ出てきた多くの人が、春がくるたびに思い出す光景でしょう。
(二木紘三)


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2009.6.6 金剛山

「雨」  伊藤 整 

雨の降る日
私の心は花壇の白い花のように
雨にたたかれて亂れてしまふ。

私は頼るものを知らず
人の心も信じようとはしない。

さびしく荒れた心に眺める
暗い紫の地には 雨が降って降って
いつまでも降り続いていて

そこに夕方の闇がくると
泣いたあとのように悲しくつかれて
私は眠るのだ。

↑ 道草さんよりいただきました。