【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

京都府立植物園~「園長さんと季節を歩く」②~

2011-09-28 | 折々の花~植物園~
この後、植物生態園の方へも金子園長さんと観察が続きました
京都府立植物園のなかではこの植物生態園エリアが大好きなわんちゃんです。
この日も午前中は植物生態園の中をウロウロ写真を撮ってました
そんなお花たちのことで園長さんが詳しく説明されたので写真と共にまとめてみました・・・・・・


シモバシラ(霜柱)シソ科


このお花は冬には枯れてしまいます、それでも水分は吸い上げてるんです、根は生きてるモンですから、寒~い夜に吸い上げてる水分がドンドン凍っていって、それが成長して氷柱になる、それで、シモバシラ(霜柱)と呼ばれています。
花は今です、片面に向かって咲いている、ちょっと変わった咲き方?





「12月から1月の朝、(京都府立植物園が)開いたらすぐにここに来てみてください、霜柱に出合えるかも?しれませんので」と、おっしゃってました。

そんな寒い冬の朝のシモバシラについた霜柱の様子は
夕菅さんのblog

①シモバシラの霜柱
←こちら

②シモバシラの霜柱
←こちら

京都府立植物園にて➱こちら


スズムシバナ(鈴虫花)キツネノマゴ科



白花も・・・

京都府レッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されてますスズムシバナは鈴虫が鳴きだす頃から咲き始めることから名前がついたそうです。
一日花で午後にはしぼんでしまいます。

ユキミバナ(雪見花)キツネノマゴ科


ユキミバナは雪を見る頃まで咲き続けるところから名前がつきました。
およそ20年前まではスズムシバナの仲間というふうに見られていた、けど、1993年に新種と登録されました・・・
地域は限定されてて福井県と滋賀県の一部分だけの希少種です。
花は一日花で、朝開いて夕方には萎れます。

スズムシバナとユキミバナはお花の形がよく似てて色は同じ淡い紫色
最初見分けがつかなくって
「う~~ん」と、そのお花たちの前で・・・
後で聞いたんですが、
「花の大きさはかなり違うでしょ?」
「えっ?」

「それに、スズムシバナの葉っぱは4㎝ほどの長さ、直立し背丈は30~80cmほど」


「ユキミバナの方は、葉っぱも1~2.5cmほどの長さ、地を這ってひろがってますね」

こうして比べてみるとかなり印象が違ってくるんじゃないかな?」


【おまけ】
キセワタ(着せ綿)シソ科

↑京都府立植物園 2011.9.18

伊吹山の三合目で、ただ一株咲いていたというキセワタ
その伊吹山三合目で2時間余りもウロウロしてたのにキセワタを見つけられなかった、わんちゃん。
キセワタと言うお花がどんなんかも知らなかったわんちゃん
後で聞くと、かなり希少なお花だったなんて・・・
ガッカリしてたら
「ちょうど今頃、京都府立植物園でキセワタがたくさん咲いているはずですよ。」
ってそよかぜさんが教えてくれはりました。
「昨年の9月16日に、京都府立植物園で写したキセワタがありますのでどうぞ」
→こちら



~いざ、京都府立植物園へ・・・~


いっぱい咲いていただろうという印象でした
ふたつ、みっつだけ・・・
せっかくなんで、いろんな角度から撮ってみました