【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

桜紀行③~醍醐の桜・岩井畝の大桜~

2013-04-08 | 折々の花~桜編~

『一本櫻』


何百年もの昔から、大地に根を張り、咲き誇ってきた孤高の桜。
何時しか人はその桜木を「一本桜」と呼び、壮麗な姿に敬意すら抱いてきた。
人はなぜ、一本桜に魅せられるのか。
日本中の一本桜を撮り続けている写真家・竹内敏信の作品には、その答えが写しこまれているようだ。
っと、表紙に書かれている『一本櫻』のグラフ写真集(手作り)を友人からいただいた。
その写真集の中に

【醍醐桜】2013年4月6日撮影

〔樹種〕アズマヒガン
〔推定樹齢〕700年~1000年

醍醐桜は、『新日本名木百選』にも選ばれた岡山県一の巨木といわれるほどの大樹である。枝張りは東西南北20m、根元周囲9,2m、樹高18m。
1332年、鎌倉討幕計画が発覚し後醍醐天皇が隠岐に配流される(元弘の乱)途中ここに立ち寄られた際、この桜の美しさを賞せられたとの言い伝えによる。
(昭和47年12月9日岡山県の天然記念物に指定されている)

「観光協会の発表では、もう咲き始めたと、言うとりんさるけど、見ごろは来週あたりやなぁ・・・と、思っとるんです、その頃は、なんせねぇタイヘン混むんですわ、一方通行になっとるんですけどねぇ、時間がどのくれぇかかるのんかワカランのですわ」
「民宿 小山」の女将さんです。
何回かの電話でのお話で「さぁ行こか」
「何時ごろ出発するぅ?」「そやなぁ、前日の夜やなぁ・・・」
先週の金曜日夜中の12時にウチを出ました。
高速道路は空き空き、美作追分(みまさかおいわけ)P.Aで少しの仮眠(2時間ほど?)
現場に6:30ごろ到着、駐車場が何か所かあるんですが、もうチラホラ、見ると岡山、島根、香川、神戸、大阪、京都、倉敷etc.
偉い人気やなぁ【醍醐桜】って・・・
あっちからもこっちからも【醍醐桜】をパチリパチリ




「さくら」  茨木のり子

ことしも生きて
さくらを見ています
ひとは生涯に
何回ぐらいさくらをみるのかしら
ものごころつくのが十歳ぐらいなら
どんなに多くても七十回ぐらい
三十回 四十回のひともざら
なんという少なさだろう
もっともっと多く見るような気がするのは
祖先の視覚も
まぎれこみ重なりあい霞立つせいでしょう
あでやかとも妖しとも不気味とも
捉えかねる花のいろ
さくらふぶきの下を ふららと歩けば
一瞬
名僧のごとくにわかるのです
死こそ常態
生はいとしき蜃気楼と

↑ 道草さんからいただきました。




すでに【醍醐桜】の2代目を育成中

ここで、今一度後醍醐天皇について、おさらいしましょう➱こちら

真庭市役所商工観光課のパンフを見ると近くに『岩井畝の大桜』がアリと。
例年【醍醐桜】よりちょっと遅れて・・って聞いてました

『岩井畝の大桜』

やっぱり・・・






いや~・・・桜って難しい!

でもこの2本の大桜は、花よりもその樹の生命力を見るだけでも価値があります!
っと、思いました。
この日一番残念に思ったこと
ソレは桜の背景が青空にならなかった・・・

いろいろとお世話になった「民宿小山」を訪ねることに・・・続く